「アンパンマンとジャムおじさん」というタイトル

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アンパンマンとジャムおじさん

予告を見たときから気になっていた。

「アンパンマンとジャムおじさん」

なんだそれ! 今更!?

新年度、消費税が上がって一発目のアンパンマン。

通常回とは違う臭いがぷんぷんする。

この回は、

「ポッポちゃんとこちょうらんさん」

とか、

「コキンちゃんとだてまきまん」

のような、

キャラクターの個性が出会うだけで、

「コキンちゃんはだてまきまんのことが気に入ったようだね!」

といったジャムおじさんの締めの言葉とは裏腹に、

どうせもうこの二人が一緒に行動する事は

二度とないんだろうなという大人の冷めた推測で終わる

通常回とは、きっと違うんだろうな・・・

と思って、あたしはひそかに楽しみにしていた。

テレビシリーズが始まって25年、

やなせたかし氏がこの世を去ってからまだ1年経っていない中、

アンパンマンとジャムおじさんが向き合って、

「ジャムおじさん、そろそろ僕の

労働環境の改善をなんとかしてください!」

とかって言うような回だったらどうしよう、と

ドキドキしていた。

もちろん、そんな世にも恐ろしいことが起こることはなく、

なんの事はない、過去の回想みたいなお話だった。

ほっとしたようながっかりしたような。

アンパンマンというキャラは、

今頭の中で思い返しても、

「じゃあ僕は、パトロールに行って来ます」

「元気100倍、アンパンマン!」

「もう許さないぞ、ばいきんまん!」

くらいしか言わなくなってしまった。

他のキャラクターとの絡みはあまりなく、
神みたいに完璧で一貫性のあるキャラクターだ。

弱いところ、迷っているところは、
弟分であるクリームパンダが請け負ってしまっているので、
彼が葛藤したりするところも見たことがない。

せいぜい、力が出なくても頑張るという場面はあるものの、
その頑張り方にすら一貫性がある。

逆に言うと、不完全なあたしたちが参考にできるような
人間味がほとんどない。

今回の「アンパンマンとジャムおじさん」、
まだアンパンマンが赤ちゃんだった頃を回想しているから、
不完全なアンパンマンを見ることができた。

現在、聞き手として聞いていたクリームパンダが、

「そうか、アンパンマンも上手く飛べなかったんだ。

僕も頑張って上手く飛べるようになろう」

と思う場面、

シナリオ執筆者の意図としては

視聴者の子供たちにも同じように感じて欲しいというところかと思う。

うちの子はまだ2歳なので、
まだそこまでの教訓は読み取れていないと思う。

アンパンマンがいつもと違う赤ちゃんだということは分かったみたいで、

目をキラキラさせながら、

「アンパンマン! 赤ちゃん!」と言いながら

興奮して見ていた。

大人のあたしとしては、

アンパンマンの声優である戸田恵子の

いつもと違う演技が聞けて新鮮だったかな・・・

と思うくらいかなと思う。

うーん、でもそうだな。

いつもと違う赤ちゃんアンパンマンより、

元旦那さんの池田秀一(ガンダムのシャア)との共演が実現した上で、

あえていつもと同じアンパンマンの演技が見れたら、

そっちの方が結果的にむちゃくちゃ新鮮かもな・・・。

そして本当の神と言われるんだろうな。

(多分、終わって何十年も経った男女の関係なんて、
ハタから見るほど本人たちにとっては
さほど感情の動く問題じゃないとは思うが・・・)

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