気になる子を安易に発達障害と診断するのは大人の都合?

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「発達障害」という認識が大人の都合で利用されている

落ち着かない・暴力的・幼稚園/保育園で問題ばかり起こす子供。

そんな子供たちは、先生たちからは「気になる子」と呼ばれます。

そんな子供を持つ親は、先生やお友だちのママに謝ったり、子供にどう接したら良いか分からず心労が絶えません。

先生たちのフォローがしっかりしていればまだ安心できるのですが、少し言いにくそうに「医療機関に相談してください」と言われたら…。

そしていよいよ、子供が「発達障害」と診断されたら、、ショックかも知れません。
それとも、「今までの問題行動には原因があったんだ」とほっとするかも知れません。

しかし、病院で「発達障害の疑い」と診断されても、実は発達障害ではなかったという場合も多いのです。
特に、子供が起こしている問題行動の原因が、発達障害のせいではなかったとしたら?

本当の原因は何なのか?

「本当の原因」から目をそらしたくて、大人が自分の都合で理由付けをしたいがために「発達障害」と決めつけるのが、実はとても危険なのです。

子供の問題行動が発達障害でないとしたら、「本当の原因」とは何なのでしょうか?

「発達障害」と「発達障害様症状」はまったく違う

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何らかの理由で、先天的に「発達障害」の診断を受ける子供は確かにいます。
しかし、もともとの発達障害ではなく、「乳幼児期に不安や恐怖にさらされ、安全な環境で育つことが出来なかった子供」が、保育園や幼稚園で「発達障害のような症状」を示し、先生たちがそれに気が付くことがあります。

この場合は、発達障害ではなく、「発達障害様症状」といいます。

原因である「乳幼児期の不安や恐怖」とは、分かりやすく言うと「虐待」です。
もともとは健康に生まれてきた子供が、親の虐待により、感情をコントロールする脳の働きがうまく育つことが出来ず、発達障害のような症状を発症してしまうのです。

「虐待が原因」…それは親としてはとても都合が悪いのです。

「愛着障害」と言われても…

いわゆる「虐待」が原因の場合の「発達障害様症状」は、発達障害とは区別されます。

いわゆる「愛着障害」と言われることがあります。

愛着障害とは、親子間で愛着関係がうまくいかず、問題を抱えているため、子供に問題行動が生じているというのです。

ちなみに、「発達障害」の方で診断を受けた子供であったとしても、親子間の愛着関係がうまくいっている場合、障害特性をかかえながらも社会適応が可能な子供に育つそうです。

ということは、発達障害であったとしても、そうじゃなかったとしても、どちらにしても親子間の愛着関係が重要ということになります。

「そんなこと言われても、何故か子供を愛することが出来ない」
「子供にどう接したらいいか分からない」と悩む親には、残酷な話かも知れません。

親が問題から目をそらしてはいけない

「発達障害」と言われたら、「この子はどうせまともに育たない」と親子関係を諦めてしまう親がいるので、医療関係者の中では安易な認識に警鐘を鳴らす人もいるそうです。

先ほども述べたように、「発達障害だろうがなかろうが、親子間の愛着関係が、子供の発育にはかかせない」ので、親に「この子は『発達』です」と認識させることが育児放棄に繋がるのならば、安易な告知はやめたほうがいいというのです。

子供を愛せない、もしくは過度に子供に期待をしている場合、「愛着問題がうまくいかない」現実から、目をそらしたくなるかも知れません。
しかし、きちんと軌道修正をすれば、子供の問題行動は解決するといいます。その対処は早ければ早いほど良いのは言うまでもありません。

1・「理想の子供像」を押し付けて、勝手に失望していませんか?

2・もしかして、親自身が「自分の親から押し付けられた育児スタイル」を引きずっていませんか?

虐待をしてしまう親・暴力をふるっている訳ではないが子供との関係が悪い親は、親自身が自分の親との関係に問題を抱え、それが自分が行う子育てに連鎖してしまっている可能性が高いです。

そうなると、親自身の幼少期からの経験が原因となりますので、根がとても深いものとなります。

もし本当に困っていて、家族だけで問題を解決するのが困難な場合、早めに信頼できる相談機関を探す必要があります。

参考リンク:「子供の感情コントロールと心理臨床」の著者:大河原美以先生の研究所のHPです。
http://www.u-gakugei.ac.jp/~ohkawara/