かつぶしまんとてんぷら和尚

2016年4月22日放送「かつぶしまんとてんぷら和尚」のレビューです。

一言で言うと、ドキンちゃんの破天荒っぷりが強調される回だった。

ドキンちゃんと言えば、ワガママで、食パンマンが好きで。
食べ物をはじめ、欲しいものがあれば、ばいきんまんを顎で使って手に入れさせる。
原作者の著書を読んだあたしは、ドキンちゃんが「やなせたかしの母と奥さんという本人にとって一番近い二人の女性の面影」を反映させたキャラクターであることも知っている。

だが残念なことに、近年のドキンちゃんの使われ方は正直、雑だ。
「ドキンちゃんもいまーす」「あーん待ってよー」しか鶴ひろみさん言わせてもらってないじゃん、みたいな。

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そういう意味では「ドキンちゃんと○○」みたいな題名でもない回で、きちんと(?)ドキンちゃんが男性を振り回すお話。

今回、ドキンちゃんに振り回されるのは、ばいきんまんでなく「かつぶしまん」だった。

最初から出会っている「てんぷら和尚」と「かつぶしまん」。特にお互い自己紹介や初めて出会った描写もなく、大人が「これ題名見ただけで『オチ』が分かるよ~。どうせ最後に二人で『てんぷらそば』作るんでしょ?」とバカにするスキも与えず、はじめっから『てんぷらそば』を作っている。ここで一回バカにするテンションの出鼻をくじかれる。「うわ、最初から作ってる!ということはオチはどうなるんだ?」

てんぷら和尚は、あまり「和尚」というルックスではない。
顔は、海老天。服は和服っぽいんだけど、真っ青で、腰から下しかない白いエプロン。
もう、てんぷら職人じゃんってカンジなのだ。

テキトーにTSUTAYAで借りたDVDで見たことがあるので、あたしにとって初めてのキャラではない、てんぷら和尚。
頑固なイメージが強かったが、今回の話では頑固おやじっぷりはあまり強調されていなかった。

さて、最初の場面で作った「てんぷらそば」を、町のみんなに配るために出かけていく、かつぶしまん。

町の広場で、町人に紛れててんぷらそばを食べている、ばいきんまんとドキンちゃん。
「ばいきんまんに食べさせるそばはない!」と怒りをあらわにするかつぶしまんだったが、既に食べられてるし。

しかもドキンちゃんに「てんぷらだけでも美味しい! そばいらないじゃん」と言われてショックを受ける。
そして、至らない自分に反省し打ちのめされ、修行を再開…。
なぜかそば打ちの修行ではなく、剣の修行なのだが、「剣の道はそばの道」ということらしい。

勝手に落ち込んで去っていったかつぶしまんをよそに、ばいきんまんとドキンちゃんはもっとてんぷらを食べに行こう!とてんぷら和尚のいる「てんぷら寺」へ。
(てんぷら寺は、寺の屋根に海老天がドカーンと乗っかっている。「てんぷら寺」という名称は特に出てこないけど)

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ばいきんまんがかつぶしまんに変装し、ドキンちゃんは「かつぶしちゃん」という謎のキャラに変装。
でもピンクの着物で頭の頭巾がハートになっていてかわいい。

町にそばを配りに行ったはずのかつぶしまんが、何故戻ってきててんぷらを食べるんだ?と疑問を持ちつつも、てんぷらを作ってあげるてんぷら和尚。
途中でばいきんまんと見破ったが、ばいきんUFOのマジックハンドにつかまり、もっと作れと脅される。

それを助けにくるアンパンマン。

バトルが始まる。が、危ない! てんぷらの油の周りで危ない! 主婦目線でハラハラするあたし。
(作中では油が危ないことは誰もつっこまず)

結局は、ドキンちゃんの「てんぷらはやっぱりそばと一緒に食べた方が美味しい」というセリフで、修行とは関係ないところで自信を取り戻すかつぶしまん。
…なんだよ! 女の一言にいちいち振り回されて、かっこ悪いような、ちょっとかわいいようなかつぶしまんであった。