稽留流産(けいりゅうー)を経験しました

Twitterでは何度か呟かせて頂きましたが、この度3人目を妊娠し、そして残念ながら流産という結果になってしまいました。

スポンサーリンク

泣いたり落ち込んだり、つわりで寝込んだり、最終的には自然排出という方法で自宅でプチ陣痛騒ぎがあり、現在子宮の緊縮感覚みたいなものもいっちょ前に経験しつつ、今は収束に向かっております。

赤信号。車が来る前に渡り切れると思った

詳しく書くとただの下ネタになってしまいますが。

思い起こせば一人目を出産した後、3か月検診と一緒に自治体で開かれた「母親面談」。
「家族計画はきちんとしていますか。しばらく2人目を望んでいない場合、避妊していますか」という項目に対し、「はい」に〇を付けた。

「はいと答えた方へ。避妊方法を教えてください」
「膣外射精」という選択肢があったので〇を付けた。

「お母さん、これは避妊じゃありません」

保健所の看護師さんにめっちゃ怒られた、20代最後の夏-・・・(Ω\ζ°)チーン

月日が流れ、私も30代後半に差し掛かった。
2年も二人目不妊だった私にとって・・・今回の妊娠陽性反応は「自分の妊娠力の過小評価」を思い知らされるハメになった。
本当に、2人目が2年もできなかったのは、タイミングの問題だったんだ・・・。

私たちは3人目を考えていなかったので、もちろん陽性反応が出る前から、避妊に失敗した瞬間に「やばい・・・」とは思った。
しかし、(2人目を)あれだけ望んでいた時はまったく出来なかったので、きっと次の生理が来て「あ~焦ったけど良かった」という結果になるだろうと思っていた。

しかし、そうはならかなかった・・・

避妊具がないのなら行為に至ってはいけないという原則を思い知らされるはめになった。
赤信号、車が来る前に渡り切れると思ったって、絶対に渡っては行けない。

若いときは、大丈夫なのかも知れない。
要は、「渡り切れると思った」と事故に遭ってから呟く、若いときと同じように体が動くと思い込んでいるお爺さんなのだよ。

もちろん青信号で渡ってても(避妊具をつけていても)事故が起こるときは起きるでしょう。
事故に例えるのも不謹慎ですが。
・・・年齢を重ねるごとに反射神経は鈍っていくでしょう、過信しちゃだめなのです。

3人目を迎え入れる準備、しかし・・・

スポンサーリンク

今回の事は完全に自業自得で、3人目が出来て本音では「どーすんだ、うち1LSDKなのに。私は派遣なのに。仕事なくなって収入減なのに家は引っ越さなくちゃいけないの?」と悲観的になりましたが、すぐに夫婦会議で気持ちを切り替え、家族5人でどう幸せになっていくかを考え始めました。

しかし・・・。
結局心拍が確認できず。
「来週また来てください」とお医者さん。

稽留流産と診断されるまでの1週間、生きているのか死んでいるのか分からないお腹の子について、
迎え入れる準備の覚悟もできず、お別れする覚悟もできず、気持ちはぐちゃぐちゃになり何度も泣きました。

もしかしたら、結婚までするかどうか分からない彼氏との間に子供が出来てしまった女性も、似たような思いをされるかも知れません。
赤ちゃんの命を大事に思う天真爛漫な母性が悲しみを訴える反面、現実的な女性の思考が「このまま流れた方が色々と都合がいい」と考えてしまうのです。
そんな悲しいこと考えたくなくても。

私は個人的に、胎教とか幼児教育とかで子供の性格も運命も変わるとはこれっぽっちも思っていません。
だから、「私がヒドイ事を考えたから、子供が死んじゃったんだ。子供を殺したのは私よ!」って罪悪感に苛まれる・・・というのも「違うな」って思ってます。
そんな風に親の私がちょっと考えてたからって呪われて死ぬとかってほど、子供の命はコントロールできないと思っている。
逆も一緒で、もし胎教とかで子供の運命がなんとかなると思っているお母さんがいるとしたら、それは人間のおごりだと思う、個人的にはね。

って自分に言い聞かせたけど、やっぱり思いました。「産んであげられなくてごめん」。
そんな事思ったところで贖罪が済んだとか思ってないし、そもそも罪とかじゃないと頭では分かりつつも。
「なんかすいません」って感じです、今も。

稽留流産「手術か自然排出か、自分で選んでください」

「#医者に言われた衝撃的な一言」じゃないですが、これには一瞬「え」ってなりました。
自分で選ぶのか・・・
といっても、最近までは手術が一般的だったそうです。
私も周りのママ友に経験者が数名いて、みんな手術と言っていた気がしますので、自然排出を待つというのは意外でした。

しかし、不必要な手術と入院(と出費)を避けられるんなら、避けたいと思うものです。

仕事はしてていいの?
突然始まるの?
どのくらい痛いの?

そして、手術の場合は入院はどのくらい? 費用は?

その場でお医者さんに質問しました。

正直、自然排出は個人差が大きいそうで、大変な人もいれば「ちょっと重めの生理で済んだ」という人も。
個人差が大きいというのはもう「お産そのものだな」と思い、ある意味納得しました。

「だけど1か月何にも起こらない人もいます。
 それがストレスで手術に切り替えてくれって人も・・・」

手術の場合、病院によって違うみたいですが私の行った大学病院だと「自己負担は5万円くらいで、一泊二日です」とのこと。

5万・・一泊二日・・・んじゃ自然排出で!と心の中ではもうその選択肢しか選べなさそうな自分がいた。

問題は、自分がその個人差の大変な方なのか軽い方なのかって事前にわかるものなのかってところです。

そして、「経産婦さんは割とするっと出てくるみたいです」というお医者さんの言葉にかけました。
「頼む、仕事中じゃなくて週末に排出されてくれ!」と思いながら自然排出を選びました。

自然排出はもう、プチ出産です

まったく兆候がない中ドキドキしながら、流産を経験したママ友を保育園で捕まえ、色々話を聞きました。

流産を2度経験しているという彼女、なんと手術と自然排出のどちらとも経験している稀有な存在でした。

1度目の流産ではお医者さんに言われるまま手術を選択した後、自然排出を選んだ人のエピソードを読み感動し、手術を少し後悔したそうです。

その後1人目を無事出産したものの、2人目妊娠前にまた流産となってしまい、「今度は自然で」と決めたそうです。
そうしたらもう、「出血やばかった」「痛いし」「旦那に電話して夜用ナプキンを買ってきてもらった」「子供のおむつ使った」と色々体験談をゲット。

そして、「もうプチ出産だよ」の一言に血の気が引く・・・。
マジかぁ・・・(TT)

ある意味、自宅で専門家がいない「プチ出産」はものすごく不安です

ある朝、生理のような出血を確認。ビビって会社に行くか迷ったものの、
むしろ生理痛もなく、つわりも消えかけていたので、会社には出社しました。
ドキドキしながら仕事しましたが、結局その日は生理痛のない普通の月経時のように過ごして終わり。

ちなみに稽留流産の診断を受けてから1週間も経っていません。
妊娠週数で言うと、ちょうど10週手前くらいでしょうか。

次の朝、やっぱり生理痛はないものの出血が多くなったので念のため仕事は在宅勤務にさせてもらいました。
割とばりばり普通に仕事をしました。

問題は、その日の夜・・・。

やっぱりまだ痛みはないものの、出血量が半端なくなってきました。
旦那に「横になってます」とラインして、定時で上がってきてもらいましたが、旦那が帰ってくる頃には波のある「陣痛」が来ました。
定期的に「痛い痛い痛い痛い」とわめく私を後目に、旦那が子供にご飯を与え、テレビを見させ、色々世話を焼いていてこっちには構ってくれません。
もちろんそれでいいのですが、あまりにも涼しい感じにイラっとして、「あぁあの時のあれ(避妊の失敗)がこんなことになるなんて・・・」とつぶやいてやりました。
ダメージがあったかどうかは分かりません。

その後、子供も無事寝付いたんですが、3時間くらいはずーっと「陣痛」です。出血の痛みはないのですが、量がすごい、ナプキンが吸収しきれてない感覚があり、「陣痛」の波が去った後にがばっと起き上がったら、ものすごい貧血。そしてお腹と背中に経血が漏れていて、「あ、やばい」と思いました。
もちろん、本当のお産の方が30倍くらい壮絶です。しかし、お産には専門家(助産師さんやお医者さん)がついています。
お産の専門家がいない流産の自然排出は、「不安度」で言ったらお産よりも増すかも知れません。

2人のお産にどちらも立ち会っている夫も出血量にさすがに「ぎょ」っとしていました。
そして貧血が半端なかったので「やばいかも」とだけ一言伝えておきました。

ただ、それがピークと言えばピークだったようです。
貧血のめまいがおさまったところで着替えとナプキンの交換・・・ナプキンは3つ入りの夜用を使い果たしたので、下の子のおむつ(Lサイズ)を代用。
その後気絶するように眠りにつきました。

何時か分からないけれど、「ボコっ」って排出される感覚がありました。それ自体の痛みはありませんでした。
しかしその前後の記憶はありません。また気絶するように眠りました。

朝5時、目が覚めると「つわり」がまったくない感覚が「わぁなんか久しぶり」と思ったのを覚えています。
それは子供がお腹から出て行った事を意味するので、ふと悲しくなりましたが、悲しむ余裕があるくらい、痛みはさほど強くありません。

トイレにいくと、自分がつけていたおむつに「大きな梅干しの色形をした3倍くらいの大きさの何か」がありました。
しばらくまじまじと見つめていました。
とりあえずトイレに置いて夫に「出たよ」と言うと「俺は見ない」の即返事。聞いてないけど、別に見てほしくはないけど、なんだよ、ちぇっってカンジです。

もう一度トイレに戻り、塊を見つめました。膜がプルプルしていて、これを切って中の胎児を見るべきか悩みました。
しかし、それはやめておきました。
そして、名残り惜しく写真をパシャっと取ってさよならしました。

が、これを読んでいる方に必要な情報かも知れないので先に書きますが、
実はさよならする前に、オムツにそのまま包んで病院に持っていくべきだったことが後から判明。
それなら前の受診の時に言ってほしかったんですが、まぁ流しちゃっても全然いいそうです。腫瘍(?)があるかどうか検査するっていう工程が一応あるみたいなんですが、「問題が見つかるのは1万人に1人」という程度のもので、ほぼ調べてもなにもない事が大半以上だそうなので。

逆に言うと「パットに包んで病院に持っていったらドン引きされた」とかいうことはなかったみたいなので、できれば持っていきましょう。
(突然レクチャー風)

で、話はトイレに流したところにさかのぼりますが、その後、病院の診療時間を待ってから病院に連絡。
「午前中に来てください」との指示ですが、それも「もし来れるようなら」というくらいなカンジでした。緊急ではないんですね。
とは言え、人によって状況は違うでしょうから、必ず病院に確認してください。(レクチャー風再び)

自然排出後に受診、会計は220円だった

流石に仕事は休み、ゆっくり病院を受診しました。
そして、前述のようにできれば輩出した胎嚢を持っていくべきだったことが分かりましたが、なくても問題なかったです。

「写真ならあるんですけど」と言ったら、写真じゃ調べようがないのでまったく意味ないと鼻で笑われてしまった。見てももらえませんでした。
医療関係者からのこういった態度は慣れましたが・・・そうか、意味ないのか。

卵巣や子宮の状態を調べて頂き、問題ないという事で次の予約もなく終了しました。

撮影した写真、今回は心拍が確認できなくてエコー写真ももらっていないことから、この子の写真はこの1枚だけ、なんとなく捨てられずにいます。

でもgoogle写真とかで「この日の思い出を振り返りましょう」とかいうメッセージとともに「ばーん」とPC上に出てこられても困るので、
写真は念のため白黒にして保存しています。白黒だと、ぱっと見ても「なんだろう温泉饅頭かな?」ってなカンジです、まじまじと見なければ。

お会計は220円でした。手術5万円、1泊2日で2日働けなかったとしたら約2万円の収入減。
今回は1日だけ休んだので、差額としては6万円浮いたことになります。

まぁきちんと避妊をしていればってところに遡るとですね、色々と損はしていますがね。
損得の問題じゃない、貴重な人生経験をさせてもらいました。

一連の騒動が収束したら、家族で焼き肉を食べたいと話していました。
まだ実現していませんが、やっぱりなんだかんだ頑張ったので、どこかのタイミングで食べに行きます。

さて、以上が稽留流産からの自然排出の流れをまとめた体験談です。
あくまで私個人の体験ですが、鮮度があるうちにまとめてみました。
これを書いている今も出血が続いています。まあいわゆる生理ですよね。まだ体験したてのほやほやです。

誰かの役に立ちますように。そして最後に

最後に、私たち夫婦はもう3人目を再び考えない方向で話してるので立場は違いますが、
お子さんを望んでいて今回残念な結果になった方も読んでいらっしゃると思います。

「絶対大丈夫!」とか「絶対にまた赤ちゃんは来てくれます」とか根拠のない励ましはできないのですが、
事実だけであなたを励まそうとすると、私のママ友の中では下記のような例があります。

37歳で第一子を出産、その後4歳違いで2人目を出産予定でしたが、出産間近の37週前後で死産。
しかも、次の妊娠も流産。
しかし最終的には待望の二人目を43歳で出産し、今元気に育っています。(ちなみに前述の体験談を教えてくれたママとは別人です)

諦めてもいいと思います。でも、諦めきれないなら、まだ諦めるのは、早いかもしれませんよ。

妊活が辛いのは私も二人目不妊を二年間やってますのでよく分かります。
頑張れとは言いません。「幸せになりましょう!」

以上。