アデノウイルスは「普通の風邪!?」なのに、登園許可が必要な理不尽

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アデノウイルスは検査キッドが「できてしまった」ばっかりに、検査して確定することができるように「なってしまった」。

これは、実際に私が5歳の娘を連れて小児科医を受診した時のお医者さんの言葉です。

「まったく~、大騒ぎしちゃってねぇ」という言葉は、私にではなく、アデノウイルスが流行って「病名を特定して来い」と保護者に指示する保育園に対して言われた言葉。

「ほとんど、普通の風邪と変わらないんだけどねぇ」

医療関係者にも、いろいろと思うところはあるようです。^^;

とはいえ、アデノウイルスは感染力は園内の3~4割の子がかかっている印象なので、インフルエンザと比べてもかなりのもの。
熱も高熱が続きなかなか下がらない。

どんどん広がる「高熱が続くアデノ」。やっぱり保育園としては「なるべく休んでもらって感染を最小限に食い止めねば」と思っているのでしょうか。

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アデノウイルスは「プール熱(結膜炎)」が一番有名

アデノウイルスは結膜炎症状が一番有名(インパクトがある)で、プールで感染が広がると考えられているため、別名は「プール熱」となっています。
むしろ、こちらの通り名だけをご存知という方も多いようです。

プール熱というだけあって、夏にかかるものと思っていませんか?

実は、アデノウイルスの種類は約50種類以上。それも知られているものだけで、今後増えるかも知れませんね。
そして、そのウイルスの種類によってA~F群の6つに分類されます。
発見されているウイルスの種類によって引き起こす症状が違うため、アデノウイルスだからといって、結膜炎が必ず発症するというわけではありません。

治療薬はなし! 

基本的に、「細菌感染には抗生物質は効きます」。ところがアデノウイルスは「ウイルス」なので、抗生物質が効きません。

アデノウイルスの症状に、「高熱38度以上が最長5日続く」というものがあります。
うちの子がかかったときも、結局、なかなか熱が下がりませんでした。数えてみたら3日半で収まったので、短い方だったかもしれません。
しかし、同じ年の冬のインフルエンザが、高熱が半日で収まったこともあり、とても長く感じました。

しかし、こんなに高熱が続くのに、抗生物質も効かず、他の特効薬もないので、ただただ熱が下がるのを待つしかありません。

あまりに苦しそうなら、カロナールなどの解熱剤を使用します。
症状をやわらげるだけですね。
あとは、水分補給をこまめにします。

実は「登園・当校が可能」と判断される場合もある!

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実は、アデノウイルスだからといって、無条件に出席停止や登園不可の処置がとられるわけではありません。

出席停止になるのは、「咽頭結膜熱(プール熱)」。これは学校保健安全法という立派な法律により、「症状がなくなってから2日経たないと当校(登園)しちゃだめよ」と決められてしまっています。

「咽頭結膜熱=プール熱=アデノウイルスだから、アデノって病院で言われちゃったら、保育園を休まなくちゃいけないんじゃないの?」

いや、実はそうではないのです。

「咽頭結膜熱」は、感染症法の記載では、「発熱・咽頭発赤(ほっせき)」と「結膜充血」という2つの基準をどちらも満たしている場合のみ。
つまり、熱が出ても、結膜炎にならなければ、アデノウイルスが検出されても「咽頭結膜熱ではない」ということになります。
従って、出席停止になったり登園許可書はいらないよ、というのが小児科医の見解。
特に登園許可書は、治ったらまた病院に行かなくてはならないし、場合によってはそのために1日余計に仕事を休まなくてはいけないのがやっかいです。登園許可書の提出が不要なだけでも親としてはありがたいです。

とはいっても、保育園は団体生活。
体調不良の子がいれば、ただでさえ少ない先生が、その子に気をかけなくちゃいけなくなるし。

(保育士の先生も天使じゃないから、親の見えないところで子供に罵声を浴びせたりは当たり前…まぁ罵声ったって「も~うるさいっ!」とかその程度ですけど。でも自分の子が怒鳴られるのを見るのは、親としては心苦しい…。
 子どもがケロっとしているうちは社会経験かなぁと思って様子を見ています。きっと罵声じゃなくてあれは注意…愛ある注意だと思いたい…)

そして、他のママさんだって、「あの子アデノなのに来てる! うちの子にうつさないで! というかうつったらアイツのせい」と思わないとも限りません。

(私は正直、自分の子がインフルエンザに罹ったとき、「インフルエンザ予防接種をしない宣言」をしている保護者の顔を一瞬思い浮かべてしまった)

嫌ですね。保育園は女社会。自分を含めてですが。あー怖い怖い(苦笑)。

というわけで、アデノになったときの登園基準がユルいという問題は、働いているママとしてはありがたいのか申し訳ないのか、なんだか難しいところです。

アデノが本当に怖いのは「後遺症」

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数週間も会社を休むというのは、当事者としてはこの世の終わりか…と言うくらいドキドキします。
迷惑が掛かっているであろう会社の同僚の顔が目に浮かび、次にきっと陰口をたたかれているであろうと悶々と妄想し、いや実はそれほど迷惑がかかってなかったらそれはそれで「私の仕事ってそんなもん!?」と悶々とし、それでもとりあえずクビが繋がっていれば、いつか笑い話。

ですが、後遺症が残ってしまう可能性があるので、登園許可証の提出がいるかいらないか云々は抜きに、きちんと眼科で「治りました」宣言を受けておくことは安心材料です。
両目いっぺんになったり片目ずつなったりで、後遺症の有無が確認できるのが発症してからいつというのが言いづらいのですが、後遺症の特長としては「黒目が白く濁る」ことだそうです。濁るだけでなく、視力が低下してしまうので要注意です。実は、アデノの後遺症と気づかず、アデノ騒動がおさまってから普通の視力検査で分かったりする場合もあるようです。
特に、幼児以下の子供はうまく言葉が話せませんから、アデノが治ったと思ったとしてもお子さんの黒目が白く濁っていないか、よく電柱に気づかずぶつかったりしていないかとか、子供の異変があれば視力検査に連れて行ってみましょう。(眼科でいつでも受けられます。特に眼科はコンタクトレンズの処方などで土日も関係なくやっているところも多いので、ワーキングマザーにも比較的行きやすい病院だと思います。まぁ混んでるけどね・・・)

後遺症が残ってしまった場合も、濁りが完全に消えるまで数か月~1年とのことですから、一生背負って行かなくてはいけない後遺症でないことは救いです。
ただ、視力が回復するかどうか・・・? これが実はあんまり明記されていないんですね。

私が風の便りで聞いた話だと、アデノの後遺症が原因で、そのままメガネっ子になってしまったという痛ましいケースもあるようです。
まぁ、私本人は、ゲームのやりすぎで中学生からコンタクトレンズ女子ですがね・・・自分の事だと虫歯も眼鏡も全然へっちゃらなのに、どうして子供の事となると心が張り裂けそうになるのか…。
実は私が眼鏡ではなくコンタクトなのも、私の母親が、先に視力の低下した私の姉を嘆いてよくわからない高額の視力回復通信販売みたいなものに手を出していて、私まで視力が低下していることをどうしても言い出せず、こそこそとコンタクトを買ってバレないようにしていた…というのが発端でしてね…。

あれ、なんだか話がそれましたが、まあ子供本人はちょっと目が見えないくらいで別に落ち込んじゃぁいないわけですよ。
とはいえ、お母さんが子供の視力の低下を嘆く気持ちも、私自身が母親になってすごくわかりますので…。
アデノにかかったら、熱が下がっただけで安心せず、後遺症のことも心のどこかにとどめておくと良いと思います!

副作用にはステロイドを使うのですが、ステロイドは悪名高くなってしまい嫌われていますが、お医者さんに不安なことは聞いて、納得して使えばとてもメリットのある薬だと言います。(目薬にしろ、皮膚薬にしろ)アデノの後遺症の曇った白い濁りは、薬を使わずとも消える場合もあるようですが、上で述べたように長引いても面白くありませんから、処方された点眼はしっかりやって、完治したかどうかをきちんと眼科で宣言もらっておきましょう。