びくびくちゃんとでんでん一座

びくびくちゃんは「おばけのくせに怖がり」という、本来の性質とは逆の性格を持ち合わせたキャラクターである。
どこかの森の廃屋になった西洋式の屋敷で、西洋のおばけらしくナイトの甲冑や絵画、白いシーツのかかったソファーなどに囲まれてびくびく暮らしている。

これまで、キャンドルちゃんやドリアン王女と共演してきたのを見たことがあるが、今回は「でんでん一座」と共演することに。

一方「でんでん一座」は、いつもお芝居のメインの役者が決まらず、形式的には一座内でオーディションを開催するものの、結局いつも「偶然」居合わせたキャラを「ゲスト出演」させることでピンチをしのいでいる劇団である。

そしてでんでん一座は公演後におでんを無償で振舞う風習を持っているため、ばいきんまんとドキンちゃんがこれを目当てに必ずやってきて騒動を起こすのである。

アンパンマン苦行も3年目である。

最初の1年目は、「知らないキャラクター」と「知らないキャラクター」が織り成すストーリーだったので、単純な展開ながらも、シナリオを完璧に予想するのはなかなか至難の業であった。

しかし2年目になると、題名に使われているキャラクターのうち、2人(もしくは「でんでん一座」や「どんぶりまんトリオ」といったチーム)のいずれともとも知らないという頻度が減り、「知っているキャラクター」と「知らないキャラクター」がストーリーを作り出すので、そこそこの予想が可能となる。

例えば、「どんぶりまんトリオ」が出てくるということは、3人がまた誰が一番かを競って、そこをばいきんまんたちにつけこまれるんだろう・・・とか。
おしんこちゃんを知らなくても、ヨーカンマダムを知らなくても、まあなんとなくの展開は読める訳である。

そして3年目。だんだんと、題名で使われている2人とも知っているキャラクターというパターンが増えてくる。

というわけで、今回は見る前から、「びくびくちゃんがでんでん一座がおばけの役をやり、おでんを狙って襲ってきたばいきんまんをなんとか撃退してみんなでおでんを食べる」というストーリーが予測できる訳である。

基本、あたしはアンパンマンを斜に構えて観ている。
今回は、アンパンマンのやたら豪華な声優陣がアフレコ時間を節約する為に一部今までの録音でまかなっているんじゃないか?という視点で見ていた。

そこで今回槍玉に上がったのは、「でんでん一座」の「座長」の名台詞、「わし、座長なのに」。
いつもだいこん役者にダメだしをされて結局メインの役に就けない座長のぼやきである。

しかし、でんでん一座は毎回違うお芝居のオーディションをしているので、新しい台詞を録る事は避けられない。
よって、この「わし、座長なのに」という台詞は以前の音声を持ってきたところでかえって手間である。
ちなみに、座長の声優さんは「田原アルノ」という人で、アンパンマンでは他のキャラクターを演じることもある。例えば「街灯さん」とか・・・っていうかそれしか知らなかった。

ところで、この「わし、座長なのに」というぼやき、なぜか娘のmiyoのお気に入りである。
なぜこれがツボなのか分からないのだが、落ち込んだ大人を見てケタケタ笑っている娘を見ると少し将来が心配にならなくもない。

だが、でんでん一座の回の収録でウケているかも分からないぼやきを吹き込んでくれている田原アルノさんに、伝えている人も少ないだろうから、この場で是非言っておきたい。

田原さん、なぜかうちの娘は、めちゃツボってますんで、今後とも「わし、座長なのに」、期待しています。
もうプリキュアに心を奪われている4歳の娘なので、あと何回チャンスがあるのか、分からないけれど・・・。

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