うちの旦那は娘に芸を仕込むのが好きだ。
「だいこん役者のぉ~?」
と旦那が言うと、
「ダイコンオロチー」
と娘が答える。
くだらないが笑ってしまう。平和で何より。
「だいこん役者」が名前に反して
売れっ子スターなのはいいんだけど。
あたしが「大根役者=売れない役者」という言葉の意味を知ったのは
いつのことだろう?
アンパンマンで「だいこん役者」を知った娘が、
一般的な会話で使う「大根役者」の意味を知るのはいつになるんだろう?
このあたりの軌道修正は、親の役目なんだろうか?
ちょっと面倒だなぁ。
まあ、我が家の場合はうんちく好きな旦那が
なんとかしてくれるだろうと、 軽く考えている。
もしかしたら、アンパンマンに出てきた「だいこん役者さん」のことなんて、
娘は忘れてしまうかも知れない。
というのも、あたしが幼稚園だったころに、
訳も分からず観ていた「タッチ」の内容を、
恐ろしいほどにまったく覚えていないからだ。
登場人物の名前も何はもちろん、
恋愛ストーリーも 甲子園を目指していたことも知らず観ていた。
覚えているのは、「タッチ、タッチ、ここにタッチ」の主題歌だけである。
野球のルールに至っては未だによく分かっていない。
つい最近まで、前に攻めたときに1塁とか2塁にいた選手は、
次に攻めるときはもう一度1塁とか2塁から始められるのかと思っていたくらいだ。
(義理の実家で「違うんですか!?」と驚いていたら、
二度と野球の話を振ってもらえなくなった・・・)
いずれにしても、
子供の頃に観ていたアニメで、
記憶に残っているのは主題歌だけ、というのは興味深い。
要は、主題歌に言いたいことを盛り込んでおけばいいのだから。
そういう意味ではアンパンマンは成功しているんじゃないだろうか。