ホームスクーラーの進学先・有力候補は「通信制高校」【不登校】

ホームスクール実録

みなさんこんにちは。出席扱いホームスクーラー保護者のsayoです。

今回は、「小学校や中学校にほぼ通わずに過ごした子でも、明るい未来を手に入れられる進学先」について紹介したいと思います。

保護者さん
保護者さん

うちは仕方なく通信制かなって思っているんだけど・・・
高校卒業資格が得られるならどこも同じでは?

sayo
sayo

実は、通信制高校には魅力あふれる学校がたくさんあります。調べれば調べるほど、「むしろ普通の高校より魅力的じゃん!」と思えますよ

仕方なく通信制を選ぶどころか、不登校だったわけでなくても積極的に通信制を選ぶ子も増えています!

通信制高校はもはや「仕方なく通う」ところではない!

今、高校生の17人に1人が「通信制高校」に通っているという統計があります。

一昔前であれば、通信制高校わざわざ選ぶという人は少なかったと思います。

そして一昔前の常識を持ったまま子育てをしている我々親世代は、子供が不登校になることで「子供は普通の進路を選べない」と過度に落胆してしまうことがあります。

しかし、世の中はどんどん変化しているのにもかかわらず、教育の常識だけがひと昔前とそっくり同じというのも、よく考えたらおかしいですよね。

もちろん、今まで通りの教育が合っている子たちはそのままで良いと思います。

しかし、学校教育が合わなくて、頑張ってもどうしても通えなかった子供に対しては、せっかくなのでその子に合った新しい道を選ばせてあげる方が良いのではないかと思っています。

通信制高校はそんな時代のニーズに合わせてどんどん変化していっています。
ホームスクーラーのお子さんには、ぜひチェックしていただきたいです。

コロナ禍で人気が加速した「N高・S高」

(注意!6/11付けでN高に是正勧告が出てしまいました泣

角川ドワンゴ「N高」に是正勧告 休憩時間とれず、36協定なしの残業(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース
私立通信制高校の大手「N高等学校」(学校法人角川ドワンゴ学園)に対して、亀戸労働基準監督署(東京・江東区)が労働基準法違反にもとづく是正勧告をおこなっていたことがわかった。 同学園の元・現教員の3

以下、N高についての記事は残しておきますが、お読みになる方はご注意願います。)

通信制高校はたくさんありますし、歴史ある学校もあるのですが、今回はやっぱり注目度も先進度も高い「N高・S高」について記事にしたいと思います。

N高・S高とは、「学校法人角川ドワンゴ学園」が運営するオンライン高校です。2016年開校以降、評判を呼び、2020年度には在籍生徒数だけで15,000人となりました。N高はオンライン高校ですが、通学できるコースもあり、本校舎は沖縄にあります。(拠点は全国にあります)

保護者さん
保護者さん

オンラインならではではとはいえ、かなりのマンモス校だね!

ちなみに、S高の校舎はつくば市にあり、2021年に開講したばかり。S高は、N高があまりに人気ということで、もう一校作ったというのが実情のようです。

N高・S高を運営する「角川ドワンゴ学園」とは?

「ドワンゴ」と言えば、ニコニコ動画の運営会社としても有名です。ニコニコのカルチャーが好きな若者には、この学校のウケが良さそうであることは容易に想像できます。

実際にカリキュラムの中には「プログラミング」や「ライトノベル」が学べるコースなどもあります。

ただし、N高・S高を運営する角川ドワンゴ学園は、変わった学校を作りたかったのではなく、「未来の普通の学校を作りたい」という言い方をしています。

そのためN高・S高の教育方針は、単に楽しそうという側面だけではありません現実的な面もかなり垣間見えます。

N高の教育方針とは(抜粋)

N高は、具体的な「結果」を重視することにしました。

N高が生徒に提供したいのは、気休めでもなく励ましでもなく、もっと実際に役に立つ、 世の中で戦える武器です。

大学受験を目指したっていい、手に職をつけたっていい、どちらも充分な手段をN高は提供したいと思います。東大合格者数を競う受験戦争が必ずしも正しいとは思いませんが、世の中の価値観がそうである部分が多いのであれば、それにだって、僕らは結果を出すつもりです。

プログラミング授業実際のIT企業で即戦力になるということを目標にカリキュラムをつくっています。ライトノベル講座だって、有名な先生を呼んできて話を聞くだけじゃなく、できるだけ 体系だった創作論を探し出すこと、ちゃんと自分の作品を現役作家、編集者に講評してもらえることにこだわりました。

また、そもそも、人生でなにをしたいか、ほとんどの高校生が分からない、という現実もあります。そこで、職業体験の仕組みも充実させました。本当の社会本当の現実を知ってもらうことが、体験した生徒の人生観を変えることになります。

理事 川上量生

学校法人角川ドワンゴ学園について(https://nnn.ed.jp/recruit/about-us)

理事の川上氏の発言通り、N高は2020年度には実際に東大現役合格3名出しており、早稲田や慶応へもそれぞれ10名以上進学しています。

N高生の大学進学実績はこちら
https://nnn.ed.jp/about/results/next_stage/

保護者さん
保護者さん

確かに立派な学校なのは分かったけれど・・・
うちの子のような不登校で消極的な性格の子供でも大丈夫なのかが逆に心配になってきた・・・

sayo
sayo

確かに、N高が良い評判で人気だと聞けば聞くほど、むしろ「結構イケイケ、バリバリで、優秀な人以外は居場所がないのでは?」というイメージも出てきてしまいますよね💦

不登校経験者でN高に通っている子の実際の声が聞きたい!

そう思って調べてみると、実際に中学で不登校を経験してからN高に入学した高校生のインタビューがありました。

中学1年からの不登校を経て、インタビュー当時N高校2年生の石井翔さんインタビュー (抜粋)

N高を見つけたのは、ネットサーフィンしていたときです。学校へ通わなくていいこと、勉強やレポートの提出はネット上でできること(中略)。

「道は一本だけじゃない。いろいろな道が広がっているんだ!」。そう思うとワクワクした気持ちになり、それがN高へ進学する決め手になりました。

実際にN高に入ってみると、いい意味でぶっ飛んだ子がたくさんいます(笑)。通信制のコースでも、ワークショップやイベントなどで顔を合わせる機会があり、そこで意気投合して友だちになるケースも結構あります。

高校卒業資格を得るためのネット学習やレポート提出も、思っていたより順調に進んでいます。中学のときはほとんど勉強していなかった僕も頑張れば、1年間でゴールできる気がしています。

「理由なき不登校」に苦しむ子がN高で見た光明 「学校に行けない僕は失敗作」からの転換 不登校新聞 (東洋経済オンライン)

友達ができたり、本人が学習の進みを実感できているというお話が、親という立場の私にも励みになる内容でした。

更には、N高に入って目標も見つかったという希望的な話も。

中学1年からの不登校を経て、インタビュー当時N高校2年生の石井翔さんインタビュー (抜粋)続き

N高に入ってからは時間に余裕もできて、目標も見つかりました。

僕が不登校時代にいちばんほしかったのは、同じ境遇の友だちでした。乗り越えないといけない壁はいろいろありますが、今、考えているのは不登校のオンラインコミュニティーをつくること。そして、それを不登校で苦しんでいる一人ひとりが自信を取り戻せる場所にしたい。それが今の目標です。

あのころの僕に言葉をかけるとしたら、いちばんに「学校へ行かない選択肢があってもいいんだよ」、そう言いたいですね。学校に行くことだけが人生じゃない。

やり方しだいでいろいろな生き方がある。今の僕なら自信を持ってそう言えます。

「理由なき不登校」に苦しむ子がN高で見た光明 「学校に行けない僕は失敗作」からの転換 不登校新聞 (東洋経済オンライン)

このインタビュー回答者の石井さんがおっしゃるように、不登校の子供は同じ境遇の子と繋がる機会がなかなかありません。ぜひ目標を実現して欲しいです!

同じ不登校経験者で、N高が合わなかったという事例はあるの?

残念ながら、N高は「全ての不登校児の救済になるような学校」ではなさそうです。

「(元)不登校児に特化したサポートを受けられるわけではない」という声があるのも事実です。

N高のホームページには、「不登校などで毎日通うことに不安な人にも対応できる」スクールカウンセラー在籍」との記載もありますが、こればかりは在籍人数15,000人のマンモス校となったこともあり、事前によくよく検討する必要がありそうです。

通信制高校には、働いている人やスポーツなどの活動に専念している人など自分の夢に向かって活動している生徒だけでなく、不登校などで毎日学校に通うことが不安な人、病気やケガで学校を休み学習に遅れをとってしまった人など、さまざまな背景をもつ生徒がいます。多用な生徒に対応することができるのが通信制高校です。


学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校ホームページ 通信制高校のメリットやデメリット その2・個々の生徒をしっかりサポートする体制(https://nnn.ed.jp/column/column_02/)

専門のカウンセラーが生徒の心身の健康やライフイベントと学習の両立をサポートします。カウンセラーが厳重に相談内容を管理しているため、本人の許可なく担任の先生を含めた第三者に伝わることはありません。なお、カウンセリングはコミュニケーションツールを利用して行います。

https://nnn.ed.jp/learning/support/

学費は? 国の授業料支援制度は受けられる?

通信制高校は、全日制高校と同じく「高等学校等就学支援金」の対象です。この制度は私たち親世代の時にはなかった制度なので、「私立の高校にいったらかなりお金がかかる」と覚悟していた分、非常に助かるという印象です。

N高、S高の場合、高等学校等就学支援金の支給相当額をあらかじめ差し引いた金額を支払う制度もあります。

N高・S高 3年間の学費(通信制普通科スタンダードの場合)

  • 世帯年収の目安が590万円程度未満の場合:206,200円
  • 世帯年収の目安が590万円程度以上~910万円程度未満:382,912円
  • 世帯年収の目安が910万円程度以上:739,000円
各コースの学費 | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)
N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)の学費について。単位制・通信制課程(ネットコース)、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースの学費はこちらをご確認してください。N高とS高の学費は同じです。

この学費を見て、高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思いますが・・・。

sayo
sayo

不登校になるとフリースクールや民間の支援機関の費用とか色々調べるけど・・・
正直、安いものでも月額で数万するじゃないですか・・・
そういうのに比べると、3年間でこの金額で高校が卒業できるのなら全然安いと思ってしまいます

ところで、親御さんが普段からお金を堅実に使っている姿を見ていると、お子さんが遠慮して学費まで節約しなくてはならないと考えるパターンがよくあります。

本当は行きたい学校があるのに学費のことを気にして「別に行きたくない」ということもあるので、本当のところのお子さんの本心はどうなのか、本音を聞いておくことが大事です。

おすすめ:「通信制高校」に特化した情報サイト

いっぺこっぺ通信

通信制高校を卒業されたご夫婦、いっぺさん・こっぺさんによる情報サイトです。

このサイトは不登校の子ども向けではないのですが、不登校の子に対するケアがあるかどうかなどの視点からも詳しくレビューしてくださっています。

最終的には志望校に直接コンタクトを取るにしても、志望校を絞り込む際に読んでいて損はない(というか得しかない)サイトになっています。

サイト運営をさいれているいっぺさん(小谷さん)は、最近では通信制高校の合同説明会で講演もされているようです。

まとめ:不登校児の進学先として有力な「通信制高校」【ホームスクーラー】

いかがでしたでしょうか。

通信制高校の魅力はどんどん高くなっているという印象です。

というのも、本来学校教育も「リモート化」「オンライン化」がもっと進むべきなのに、昔ながらのやり方を変えるほどのエネルギーが既存の学校には感じられません。

元々「遠隔」や「少ない登校日数」でやりとりをしてきた通信制高校は、容易にオンライン化が進んだのかも知れませんね。

正直なところ、あとはもう少し世間の偏見がなくなってくれれば、子どもが通信制高校に飛び込むことには何も恐れはないのかな、と思います。

しかし幸いにも、通信制高校を選ぶ子どもたちは(少子化にもかかわらず)どんどん増えています。数が増えれば偏見は減っていくでしょう。時間の問題なのかな?と思います。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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