【小学生・中学生】欠席が多くても卒業できる【不登校児のお悩み】

不登校実録

はじめに:小学校や中学校は不登校でも卒業できるの?

こんにちは!出席扱いホームスクーラー(小4娘)の保護者sayoです。

出席扱いホームスクーラーとは?

自宅で取り組んだドリルなどの学習が、所属学校から「出席」として認められることです😄

最近は、「不登校」というネガティブワードを避け、「ホームスクール」「ホームエデュケーション」と表現する動きがあります。

不登校児童の学習意欲出席という形で認めることは、本人の自己肯定感を高める効果があります。
その方が将来的に見て社会的に自立した大人に育ちやすいのではないかと期待されています。

今回は、娘が不登校になったばかりの頃、不登校について何も知らないために右往左往したことを思い出しながら記事を書いています。

というのも、娘が小2で不登校になった時、

sayo
sayo

もしかして進級できないのでは・・・?

と本気で心配していたからです。💦

結論から言うと不登校でも小学校・中学校は卒業可能です

ご存知の方が多いのかも知れませんが、日本の小・中学生には落第制度は存在しません

ホムスク羊
ホムスク羊

仮に小学校にも中学校にも1日も行かなくったって、卒業できちゃうのが日本の義務教育制度なんだよ

小学校や中学校の義務教育課程を卒業するための条件に、出席日数」は含まれていません

仮に入学から卒業までまったく出席していなくても、自動的に卒業扱いとなるケースがほとんどです。

稀に中学校を卒業できないケースも。全ては校長の判断にかかっている

しかしネットでは「卒業させてくれない厳しい校長先生もいる」「実際そういう事例の当事者だ」という書き込みを見かけます。

確かに、生徒の卒業を認めるか認めないかの判断は、学校長が権限を持っていることは事実です。

しかし、中学卒業資格を得られなかった子供たちが高校に進学するために受ける「中学校卒業程度認定試験」という試験があるのですが、受験者は令和元年の統計ではたったの85人です。(引用元:文科省ホームページ令和元年現在の統計)

もし不登校の中学生がなかなか卒業させてもらえないのだとしたら、この試験の受験者はもっと多くなるはずです。

中卒認定受験者の正体:不登校児童ではなく、インターナショナルな子供たち

保護者さん
保護者さん

でも85人とはいえ、この人数の子が中学を卒業させてもらえなかったってこと!?

sayo
sayo

中卒認定試験は、簡単に言うと日本の義務教育課程でない学校に通った子供たち(インターナショナルスクール生や帰国子女)が、日本の高校へ進学することを希望する際に受ける試験です。

不登校の児童がこの試験を受けるケースもありますが、それは中学校を卒業できないからではなく、内申点をアップさせるためである場合がほとんどです。

そのようなわけで、中学校の卒業を認められないというケースは、中学卒業程度認定試験の受験者の数の少なさから、ほとんどないと考えて良いと思います。

万が一中学卒業を認められない場合の対策:住民票を移すことも考えよう

sayo
sayo

ネットの書き込みにあるような、「中学校を卒業させないと脅されて、泣く泣く中卒認定試験を受けた・・・」というシチュエーションは、令和の時代にはなくなっていくだろうと思われます

ただし、そうは言っても、「卒業さえてもらえない可能性がゼロではない」というのは困りものですよね。

私は神奈川県在住で、子供の人数不登校事例多い県です。

とはいえ、私は我が子が不登校になるまではまったく知識がなかったので、子供が小中学校を卒業できるかどうかを心配して、学校や外部相談機関にたくさん相談しました。

その相談した時の感覚で言うと、学校の先生にしてもNPOの方々にしても、「不登校で中学校を卒業できないことはまずない」という見解です。

ただ、不登校児童に対する対応姿勢は、都市部であればあるほど柔軟であり、地方に行くと実例が少ないからか対応が不十分であるという傾向があるようです。

もし私がそのような厳しい地方に住んでいたらどうするか・・・

万が一中学校を卒業させてくれないひどい校長先生に当たってしまったら・・・

実は東京には1ヶ月単位のロングステイ専用で住民票を移せるホテルがあります。
あくまで例えばの話ですが、不登校の対応が柔軟な都市部に短期的に住民票を移して、卒業資格を得るかも知れません。

「学校の対応が冷たい」と現状を嘆いていても仕方ありません。
私だったら、子供の将来のためにできることはなんでも試してみようと思っています。

中学校に残って勉強したいと本人が希望した場合は、残る「権利」がある

ただし、親や本人が中学校での学習の機会を望む場合中学校でやり直しを認める場合もあるようです。

sayo
sayo

ちょっと堅苦しいですが・・
以下、文科省のホームページより関連する文章を抜粋しました。

文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日 一部抜粋

(3)不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実

8.児童生徒の立場に立った柔軟な学級替えや転校等の対応

     (中略)保護者等から学習の遅れに対する不安により,進級時の補充指導や進級や卒業の留保に関する要望がある場合には,補充指導等の実施に関して柔軟に対応するとともに,校長の責任において進級や卒業を留保するなどの措置をとるなど,適切に対応する必要があること。また,欠席日数が長期にわたる不登校児童生徒の進級や卒業に当たっては,あらかじめ保護者等の意向を確認するなどの配慮が重要であること。

(5)中学校等卒業後の支援

  1.高等学校入学者選抜等の改善

(中略)国の実施する中学校卒業程度認定試験の活用について,やむを得ない事情により不登校となっている生徒が在学中に受験できるよう,不登校生徒や保護者に対して適切な情報提供を行うことが重要であること。

(中略)

 4.改めて中学校等で学び直すことを希望する者への支援

    不登校等によって実質的に義務教育を十分に受けられないまま中学校等を卒業した者のうち,改めて中学校等で学び直すことを希望する者については,(中略)卒業時に夜間中学の意義や入学要件等について生徒及び保護者に説明しておくことが考えられること。


引用元:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

このように、「保護者や本人の意向、希望」という文言が繰り返し出てきます。

やはり、希望に沿わない卒業保留はほぼない、と考えて良いでしょう。

義務教育の機会は国民全員に与えられるべきものですから、希望する場合には中学に残って学習の機会を得ることができるという可能性を残してくれているというわけですね。

sayo
sayo

実際には、わざわざ年齢を超えてまで中学校に残る選択をするケースは少ないでしょう。
定時制高校通信制高校といった、不登校児の学習の遅れに対しての理解がある高校で、小中学校の内容も含めて丁寧に教えてもらったという話をよく聞きます!
(※不登校関連イベントで、当事者による体験談など)

無理をして年齢を超えて中学校に残るよりも、高校に進学しつつ必要な基礎は先生に質問をしながらやり直すというやり方の方が、本人の自尊心を考えても現実的かと思います。

最大の懸念点は「高校入学のための内申」

そもそも内申を重視するような高校を目指す必要はありますか?

「ほとんどの場合、小学校や中学校は卒業させてもらえる」

そう聞いても、なかなか安心できない親御さんもたくさんいらっしゃいます。

不登校傾向の中学生を持つ親御さんの心配の大部分は、内申への影響ではないかと思うのです。

しかし、冷静になるのは難しいかもしれませんが、少し客観的な視点で考えて欲しいのです。

中学校の時点で学校に通えず苦労したお子さんに、入試で内申を重視するような厳しめの高校はマッチするでしょうか。
仮に進学できたとしても、ミスマッチを起こさないかが懸念されます。

ホムスク羊
ホムスク羊

学校に通えないことが劣っているという意味ではないからね!
「厳しい環境に耐える能力がある」=「優秀」ではありません
もっと本人が確信を持てる場所輝ける場所があるんじゃないか?という意味です。

魅力的なオンラインの高校、通信制高校の選択肢はどんどん増えています。

単に高校卒業資格が得られるだけでなく、大学への進学もきちんとフォローしている高校も増えています。

しかも、このようなオンライン高校の方が、お子さんの不登校経験による学習の遅れメンタル部分に対する配慮が期待できます。

内申のために無理に登校して、内申を重視するような高校への進学を目指すのは、「将来のため」と言いながら、今のお子さんの気持ちを犠牲にしていることになります。

最初から、内申を気にする必要のない進路先を選べば良いのではないかと思います。

不登校児におすすめの進路

不登校児におすすめの進路ですが、個人的に我が子を託そうと思っている学校や予備校がいくつかあります。

  • N高・S高:N高はネット高校として2016年4月に開校。入学希望者が増えたため2021年4月よりS高も開校。不登校界隈では有名らしく、学校の先生からも「不登校だった教え子が現在通っている。とても充実していると大満足しているそうだ」とその評判を教えてもらった。
  • N中等部:所属中学校に籍を置いたまま、ゲーム同好会や動画編集、声優体験などの好きなことを経験できる。不登校児童にとっては、「21世紀型スキル学習」と呼ばれるメンタル強化のカリキュラムが魅力。
  • 四谷学院:高卒認定試験対策コースで40年以上の実績あり

詳しい各校のリサーチ結果はまた別の記事を書こうと思います。

まとめ:【小中学生】出席が1日も認められなくても致命的なことにはならない!

いかがでしたでしょうか。

不登校でも、小学校中学校はよほどのことがない限り卒業することができます

ホームスクール(自宅での学習)が出席として認められ、内申にも反映してもらえることが一番無難ではあります。しかし、運悪く認められなくても、悲観する必要はありません

ホムスク羊
ホムスク羊

文科省は、不登校児童の支援の方針を「将来的に社会的に自立できることを目指す」としています。
自立できるための進路が確保されるよう、大人たちの努力は続いています。
不登校児童への対応は年々良くなってきているのは確実です。

確かに、不登校児の選択肢は、他の生徒よりまだまだ狭いと感じるかもしれません。

しかし、不登校ではない生徒だって、壁にぶつかりながら頑張っています。
彼らだって、第一希望の進路には進めないという経験も当然することもあるでしょう。

内申試験結果などの成績が及ばず、進路の幅が狭まる
それは不登校児だろうが登校児だろうが、結局は一緒です!

そういう意味で、「自分が持てる努力を精一杯やって、それでもダメなら他の方法を考えて進む」という基本姿勢は不登校でもそうでなくても変わらないと思います。

それではまた別の記事でお会いしましょう!

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