子供が不登校になったら仕事をやめるべき?【ホームスクーラー】

不登校実録
どんな人向け?

子供が不登校になり、仕事を辞めるかどうか迷っているお母さん

誰が書いているの?

元フルタイム勤務のワーママ。子供が小2から不登校で現在1年半経過中。
私自身は娘の不登校がはじまって2ヶ月程度で仕事をやめて、現在は在宅フリーランスです。

仕事を続けるかどうか迷ったら。持つべき4つの視点とは?

お子さんが不登校になったばかりのご家庭の場合、お母さんはお子さんのことがとにかく心配で、思考がうまく回らない状態ではありませんか? 私はそうでした。今になってようやく1年前の状態を冷静に振り返りながら解説することができそうなので、この記事を書いております。今悩んでいるお母さんの役に立てば良いなと思っています。

結論

仕事を辞めるか続けるかはケースバイケースなので唯一の答えはないというのが結論になります。

まずは下記の4つの視点で問題を整理した上で、あなたが出した結論が正解となります。

・あなた(お母さん)がどうしたいか

・お子さんの様子(年齢はあまり関係ない)

・雇い主側の柔軟性

・他に頼れる人(夫や祖父母、親戚)は? フリースクールやファミリーサポートは?

では、さっそく一緒に考えてみましょう!

あなた(お母さん)はまずどうしたい?

仕事を一生懸命やられているお母さんだとしたら、さぞかし悔しい思いもあると思います。教室に戻れるかどうかはおいおい考えるとして、「とりあえず保健室や職員室に登校してくれないか」と思うこともあると思います。(正直なところ、私は最初そう思いました)。

10年20年の長期的な視点で見れば、「母親がそばにいてあげないとその子供は絶対にきちんと育たない」と言うことはないと思うんですね。世の中には実の母親が不在で育った方もたくさんいるのですから。

突き放した言い方に聞こえるかも知れませんが、今成人されている方で「母親の愛情を受けられなかったから私は何をやってもうまく行かない」とくすぶっている方もいるとは思います。

確かに子供の頃苦労されたのかも知れませんが、そのくすぶりから抜け出せるのは本人の力だけだと思います。

仮にうちの子供が今後の人生で「自分は不登校だったし母親からの愛情もなかったからそのせいで上手くいかない」とくすぶる時期があったとしても、本人が乗り越える他ないと思っています。母である私が出来ることは、今後娘にくすぶる時期があったとしても必ず自分の力で立ち直れると本人を信じることのみです。

お母さんが過度に自分を犠牲にする必要はありません。どうしても子供のそばにいてあげられない、仕事を辞めるわけにはいかないのだとしたら、仕事を続ける模索をしましょう。私は、お母さんが本気なら道は開けると思う派です。

ただ注意点があります。「お母さんが多少お子さんを放置することになっても結局は上手くいく」という考え方は、あくまでものすごく長期的な話です。お子さんが30代40代になってようやく自分のインナーチャイルド的な何かと向き合い、幼少期の母との確執から解放されるとか、無茶苦茶に長期的な話をしています。

短期的に見れば、お母さんがそばで寄り添ってあげることができたら回復は早いと思います。(ただ物理的にそばにいるだけじゃダメで、逆に家にいて学校に行け!とネチネチ言うのは最悪です。取り返しがつかないというほどではないですが。寄り添い方についてはまた別の機会に。)我が家もまだ回復に向けて取り組んでいる途中ですが、私はこの1年半で色々な事例やアドバイザーの方々の情報に触れまくって、寄り添う努力と信じて任せる努力の両方をバランスよくできたら、娘は回復すると思うに至りました。

私は子供の不登校をきっかけに親である自分の価値観を相当揺さぶられました。私自身は仕事を諦めることにしましたが、それは私が働く主な理由が、子供の将来の教育資金の為だったから。(なんとなく働くのが当たり前だと思っていましたが、娘の不登校をきっかけに働く理由を掘り下げてみると、一番大きな理由はそれで、そこさえ諦めれば夫の収入だけでもなんとかなりそうでした)

「子供の将来のための教育資金を諦める!?」と驚かれるかも知れませんが、今学校に行けないという娘を前に、「10年後の大学だの海外留学だの」のために、今辛い思いをしている娘に寄り添わずに仕事を続けることはとてもナンセンス。

なので私は比較的早く決断をしたと思います。それは、「なんのために働くのかを突き詰めてみたら子供以上に大事なことではなかった」ので、決断できました。全員がこの結論ではないと思うので、なぜ働くかをここで掘り下げることになります。

まだお母さん自身の夢が叶っていない、仕事でそれを叶えている途中なんだ、どうしても自分は仕事がしたい。そういう事でしたらまた別の結論になるかもしれません。もしかしたら旦那さんの方が仕事をやめるなど、大胆な選択肢も出てくるかも知れません。旦那さんが仕事を辞めるほどではないにしろ、あなた(お母さん)以外の家族の協力は不可欠となります。今まであまり人に頼らず頑張ってきたお母さんだとしたら、価値観の転換が必要かもしれません。最初は家族親族に頭を下げて子供をお願いするのが屈辱的に感じられるかもしれませんが、もともと子供は家族や地域全体で育てるという考え方もあるくらいです。誰かに頼ることを過度に申し訳なく思う必要はないと思いますよ。

子供の様子は?

仕事を辞めるかどうかの判断基準に「子供の年齢」があると思うのですが、個人的なリサーチ結果を踏まえると、8歳だろうが18歳だろうが、子供が不登校や引きこもりになった親御さんの話を聞くと「すぐにでもそばにいて寄り添えば良かった」とおっしゃる方が大半です。

お子さんの性格にもよると思うのですが、「家から出れない、保健室や小教室にもいけない」というお子さんがケロッとしていることはあんまりないように思います。私が触れたことのある事例では、教室には入れないけれど学校に一人で行けるというお子さんのパターンもありました。その場合、急いで仕事を辞める必要はないかも知れません。様子見はもちろん必要です。単に引きこもりの兆候の一段階だったということもありえます。ですが、家から出られているのであればお母さんからは離れたところで自分で頑張れるかも知れませんし、そもそも小教室が居場所になるという可能性も高いように思いました。

ちなみに我が子の場合、数ヶ月小教室登校を頑張りましたが合わず。しばらく自宅(欠席扱い)で様子を見ることになりました。自宅から出られないという引きこもるパターンだと、お母さんが一緒にいる時間は必要である可能性が高いと思います。私の場合はそう判断しました。

会社は理解があるか?

そもそも雇われている身ですから、仕事をやめるかどうかは会社の対応にかなり左右されます。

個人的には「すぐに退職せず、休職させてもらえるならそれで様子を見る(退職は視野に入れ続ける)」ができればベストだと思います!(正直これができているお母さんを何度羨ましいと思ったことか)

ちなみにレアケースとして「休まれると困るけどお子さんを職場に連れてきて良いよ」と提案してくれる会社もあるようです。そのような提案が会社からない場合でも、ダメ元で聞いてみるのもありでしょう。

そしてそもそも論ですが、今はテレワークが進み、家で子供といながら仕事が出来る方も多いかも知れません。

我が家の場合、娘が不登校になったのは2019年の夏休み明け。コロナの影響で在宅ワークの流れが来たのは2020年の3月でしたから、タイミングが違っていれば 会社がテレワークを認めてくれたかも知れません。

私の場合、当時はまだ長期的なテレワークを許してくれず、休職もダメ、と言われてしまい八方塞がりでした・・・。ところが、「辞めます」と伝えたところ「それは困る」と言われて、この時ばかりはじゃあどうすれば良いんだと精神的に参ってしまいました。

結局は、関係会社にたまたま不登校のお子さんを持つ方がいらして「sayoさんは続けるのは難しいと思うよ」と私の会社に伝えてくださったことで、なんとか辞めることができました。その方がいなかったらどうなっていたんだろうと今書きながら少し怖くなりました😅 退職代行サービスとかを使っていたのかも知れませんね💦

もしかしたら、この記事を読んでくださっているお母さんは「なんとか仕事を続けていきたい」と希望を持って読まれているのかも知れませんが、私のように「泣く泣く辞める決意をして会社に話したらまさかの辞めさせてもらえないかもという恐怖」というパターンもありますので、「最悪すんなり辞められるだけでもラッキーなんだ」と思うのもありです。

いずれにしても、この会社の対応は自分の裁量ではどうにもならないことが多いかも知れません。会社のことだけでなく、不登校に悩むお母さんは、今後もあらゆる場面で思い通りにならないことに直面すると思います。それはあなたの能力が足りないとか無能だということではないので、「不運かどうか」と「自分が無能かどうか」は分けて考えましょう。😀

実母や夫などに他者に頼れるか。フリースクール・地域のファミリーサポートなども検討

もしお母さんであるあなたが仕事を続けたいと思った場合、他に頼れる家族や親族、地域のサービスなどを検討する必要があります。

私が不登校のカウンセリングで見かけたケースでは、もう何年もおばあちゃんがお世話をされているというご家庭がありました。あまり詳しくお話を聞いたわけではないですが、お父さん側ではなくお母さんの実母でいらっしゃるようでした。お母さんはバリバリ働いているそうです。

地域のファミリーサポートの場合、1時間あたり1,000円前後で子供を預かってくれます。しかし、実際問題は「学校にも行けないのに、知らない人の家で預かってもらえるのか」という問題が発生し、個人的にはあまり現実的ではないと思います。もし他人の家でケロッとできるのだったら、学校の保健室や小教室、保健室登校でも大丈夫だからです。

しかし、学校の先生が威圧的だったことがその子の不登校の主な原因だった場合、学校以外の優しい地域のおばちゃんなら大丈夫というパターンもありうるかも知れません。とにかく不登校の子供は一律にうまくいく対応がないというのが特徴に思います。一律対応でうまくいくなら、そもそも集団教育に馴染んでいるはずですから。「学校に行けないのにファミサポはさらに厳しいんじゃないか」というのはあくまで我が家のパターンでしたので、とにかくお子さんの様子を見ながらなんでも検討くらいしてみるのはありだと思います。

ちなみに、我が家は「誰かに頼る、あらゆる預け先を色々探す」という行動を色々試しすぎた結果、子供がますます疲れてしまった時期がありました。私は性格上問題解決のために何もしないということが耐えられないのですが、今は「何もしないことがこの問題は一番早く解決に向かう」ということを実感している真っ最中です(苦笑)。

あなた(お母さん)の希望が通らないとき 価値観の転換とは?

会社を辞めるのはきつい選択肢かも知れません。

一番の理由は、一般的には「家計にダメージがある」ということかと思います。ご夫婦で住宅ローンを組んでいた場合「辞められるわけない」と思われたかも知れません。

しかし、なんのために住宅にローンを組んで住んでいるかというと、家族が楽しく幸せに暮らすためだと思うんですよね。まだ子供が不登校になってご両親のどちらかがお仕事を辞めることになって、それが原因で家を手放した・・・というお話は聞かないのですが、ありえない話ではないと思います。その時に「この子のせいで」と恨む気持ちが出ることもあると思うのですが、そういう時はやっぱり「なんのための住宅? 家族みんなが幸せになるためじゃなかった?」と立ち返って欲しいと思うのです。

我が家の場合、住み替えやリフォームを検討していましたが、私が仕事を辞めることになってその話はなくなりました。色々と具体的に資料を取り寄せていたので私としてはとても辛かったのですが、今冷静に当時のことを思い返すと、「やっぱり家をよくするのは家族の幸せのためであって、子供が不登校で辛い思いをしているのなら家をリフォームすること以上に子供のケアが大事」という結論に至ります。冷静になると当たり前なんですけどね、意外にこの切り替えは難しかったです。

自分の経験でしか語れませんが、会社をやめたことで得たこともあります。もちろん辞めてすぐではありませんが、在宅で月最高7万円弱は稼げるようになり、これは思わぬ収穫だったと思っています。(まあ、結局自分がサボってしまうと1万円台に落ちたりしてますんで、「やっぱり強制力があってフルで働ける会社員よかったなぁ。あの時と同じくらい欲しいなぁ」と思ってしまいますけどね😂)

まとめ

問題を細分化して考えることがコツ!会社を辞めるかどうか判断するには、「あなた(お母さん)がどうしたい?」「子供の様子は深刻そう?」「夫や子供の祖父母、地域のサポートなど他の人を頼れないか?」「職場に理解があるか?」を分けて考えよう。

各家庭で本当にさまざまなパターンがあります。お母さんの気持ちが置いてきぼりになると、結論を急いだところでその後の子供の寄り添い方に影響が出ます。(私が犠牲になって仕事をやめたのになぜまだ回復しないの?と子供に当たってしまうなど👈私はめちゃくちゃこの気持ちになったし、何度も表に出てしまっていました)まずはお母さんも時間の許す限りゆっくり悩めば良いと思います。

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