ホームスクーリングって宗教(キリスト教徒)じゃないとできないの?

不登校実録

はじめに

こんにちは。新小学4年生の娘がいる保護者のsayoと申します。娘は不登校なのですが、2021年2月からホームスクーリングを始めることになりました。

今回は、「ホームスクーリングって、キリスト教と関係があるの?キリスト教の信者じゃないと出来ないの?」と思ったことのある方向けに記事を書こうと思います。

なぜかと言いますと、ホームスクーリングについて調べていると、アメリカを始めとした欧米諸国発祥の「キリスト教系のホームスクーリング制度」について行き着くことがあるからです。

元々は「宣教師の子どもたち」のための教育方法だった

ホームスクーリングは、「学校がないような発展途上の国」に宣教に行く、キリスト教徒の宣教師の子供たちのための教材開発が元々のスタートであったと言われています。

そのため、今でもキリスト教の団体が開発した教材が「ホームスクーリングの老舗教材」としての地位があったり、ホームスクーリングをサポートしているのがそもそもキリスト教の教会だったりします。

キリスト教のホームスクールの目的:「進化論」を教える学校に通わせたくない!?

キリスト教では神が6日間で万物と人間を創造したという考え方です。旧約聖書の創世記にそう書かれているので、それを信じています。

ですが、学校に行くと「ダーウィンの進化論」に触れる機会がやってくると思います。キリスト教となじみの薄い日本人は、「いくら信心深い親でも、人間やこの世界がたったの6日で作られたとは思っていないはず。聖書は聖書、科学は科学と考えるだろう」と思うかもしれません。ですが、実はそうではなく、本気で聖書のことを正しい教えと信じて大切にする親は、「ダーウィンの進化論のような邪悪な教えに子どもが触れることを避けたい」と考えるようです(全部のキリスト教信者がそうというわけではありません)。

進化論を教える学校には通わせず、自宅で宗教的な教育を行いたい。欧米諸国の人たちがホームスクーリングを選択するのには、このような理由があったりします。元々は宣教に行く家庭のためのホームスクーリングが、今は聖書の教えと矛盾する知識を遠ざけるための手段になっている。これがホームスクーリングと宗教が切っても切れない関係である理由となっています。

キリスト教系ホームスクーリングに問い合わせた経験談

実は、娘の不登校をどう乗り越えていくかを調べていた時、ホームスクーリングという考え方に辿り着いたは良いものの、「そもそもどうやって始めたら良いのかわからない」「なにか国や学校から許可をもらったような団体を通さないといけないのでは?」と思って、最初にだとりついたのがキリスト教系の学校法人が提供しているホームスクーリングのカリキュラムでした。

結局は、その法人が「全部英語の教材で授業も英語」というインターナショナルスクールのようなカリキュラムしかなく、娘が小4からその学校にお世話になる場合は小1からスタートしなくてはいけないと聞き断念しました。

しかし、私がそのキリスト教系の法人に問い合わせたいち感想ですが、明らかにキリスト教徒以外の子どもを歓迎するムードはありませんでした。「教材は全てキリスト教の教えに基づいたものですけど、本当に検討しますか?」と何度も言われました。

なんとなく、キリスト教に対して「うちのような不登校という迷える子羊的な弱者には優しくしてくれるんじゃないか」という淡い期待を抱いていた私は、自分の認識の甘さを痛感しました(苦笑)。ものすごく当たり前ですが、宗教は信じるものを救うのであって、信じる気がないくせに救ってもらおうとするのは不誠実でしたね。問い合わせ自体を思いとどまるべきでした。

ちなみに、私が問い合わせた学校法人では、小学校や中学校の出席を認めてもらえるような制度ではなく、ましてや卒業資格を得られるような制度でもなく、中学卒業時点でホームスクーリングを終えて日本の高校に通おうとすると、中卒認定テストを受ける必要があるとのことでした。そもそも小学校と中学校は一度も出席しなくても卒業はできるのに、インターナショナルスクール(ホームスクーリング含む)に通うと卒業できなくなるというのは、なんだか複雑な仕組みなんだなと思いました。

ホームスクーリングと宗教は無関係にできる

ホームスクーリングには特別な法律や制度は(今のところ)存在していない」というのが現状です。

今でこそ宗教とホームスクーリングはまったく関係なく始められるということが分かっていますが、私自身もホームスクーリングについて調べていた時は、「ホームスクーリングをするには学校法人やNPOのような団体と契約して、それを以って所属学校が出席扱いにしてくれる」と思い込んでいました。

学校の校長先生や教頭先生と相談して、あくまで「家庭対学校」の話し合いで、所属学校の校長先生が「OK」と判断すればすぐに始められます。ということは、宗教系の学校法人もNPOも関係なく始められますので、ホームスクーリングと宗教は切り離して考えることができます

あくまで学校の校長判断ですが、我が家の場合はたまたま理解のある先生に恵まれ、スタディサプリや進研ゼミなどの通信教材も特にやらなくてOKと言っていただきました。有料の通信教材を取り寄せることは覚悟していたので、これは嬉しい誤算でした。ドリル代はかかりますが、娘本人が書店で選んで気に入ったものに取り組むことができるので、大変助かっています。

ホームスクーリングと宗教について:まとめ

ホームスクーリングはそもそもの始まりが宣教師の子どものための教育方法だったことなどから、「ホームスクーリング=宗教的なもの」という考え方があることをご紹介しました。

結論としては、日本のホームスクーリングは宗教的なもは必須ではありません。しかし、外部のインターナショナルスクールなどのカリキュラムを利用する場合、特に英語教材や英語でのカリキュラムを提供する団体は「キリスト教」と関連が深い場合があるようです。

教材やカリキュラムをまるっと手に入れる必要がないのであれば、市販の本(図書館の本でも可)を一冊一冊選んで自分たちだけのカリキュラムを作ることができます。むしろこれこそがホームスクーリングのメリットであり醍醐味なので、無理に宗教のお世話になる必要はないのでご安心くださいね。(もちろん宗教の教えに共感して積極的に取り入れる自由もまたあります)

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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