【不登校でも出席になる】ホームスクーリングのメリット・デメリット

不登校実録

はじめに

この記事は、下記に当てはまる方におすすめです

  • オルタナティブ教育に関心のある方
  • 子供が不登校・不登校傾向がある
  • 学校が合わず、支援NPOや民間のフリースクールを検討している
  • 集団生活が苦手などの理由で、学校もフリースクールも合わない
  • フリースクールや通信教育の学費が負担である

誰が書いているの?

  • 娘が小2夏休み明けから不登校
  • 外部NPO、小教室、教育センターなどで対応してもらうが不登校は改善せず
  • 小3の2月からホームスクーリングを開始し、学校の出席として認めてもらっている
sayo
sayo

日本ではホームスクールは認められていないと思い込んでいました。

情報にたどり着くまで1年以上かかってしまい、むちゃくちゃロスでした💧

こちらもおすすめ記事です

今も途方に暮れている不登校の子供を持つ親御さんには、選択肢の一つに「ホームスクーリングがあるよ」と是非伝えたいです。

ホームスクールって、フリースクールと何が違うの?

家での学習は「ホームスクール(ホームスクーリング)」 家以外の場所なら「フリースクール」

フリースクールは塾や学童のようなイメージで、テナントのような雑居ビルの一室といったような場所もあれば、住宅用の一軒家を借りてフリースクール専用で使用している団体もあれば、フリースクールの経営者が自宅の一部を開放して運営しているところもあり、さまざまです。

ホームスクールがフリースクールと勘違いされる理由として、私は規模の小さいフリースクールが「主催者の自宅で運営されている」場合が多いからではないかと考えています。

いずれにしても、フリースクールとホームスクール(ホームスクーリング)は明確に違います

フリースクールには主催者・運営者がいます。その運営者に月謝を支払って子供の学習を主導してもらいます。

それに対し、ホームスクール(ホームスクーリング)は外部の教材を使うとしても学習を主導するのは「保護者」となります。もちろん、子供本人が意欲的に学習を主導する場合もホームスクーリングなのですが、「保護者がそれをよしとしている、保護者が責任を負う」という意味では「主導するのは保護者」としても差し支えないでしょう。

ちなみに、「サドベリー教育」のように先生が不在の教育法もありますが、「主催者・運営者が保護者ではない」という意味ではホームスクーリングではないと認識しています。

ホームスクーリングのメリット・デメリット

保護者の私から見たホームスクーリングのメリット

実際にホームスクーリングを始めることになり、保護者の私が感じているメリットを挙げてみました。

  • 高額な入学金や学費がかからない
  • 習い事と組み合わせることも可能
  • 可能性が無限大(娘はYouTubeの動画編集をカリキュラムの一つにしている)
  • 平日の空いている時間に病院にいける
  • 夜寝る前に教材を読んで寝ることもできる
  • 所属学校の校長の意向で、出席として認められる可能性がある

表面的なお得感を全面に書き出してみましたが、それだけではなく「教育を親の手(責任)に取り戻している」という感覚があります。自分自身が受けてきた教育のメリットとデメリットを総動員して、よくなかったものはすぐに排除できるというのも嬉しいです。

ホームスクーリングのデメリット

次にデメリットも挙げてみます。

  • 親と子の間のことなので、学習にメリハリが作りづらくダレる
  • 親が子供をコントロールしたり、逆に子供の言いなりになる可能性もある
  • 親のどちらかが仕事を辞めたり大幅に調整する必要がある
  • 集団での活動のメリットが教授できない
  • 親が教育の専門家でないと「これで良いのだろうか」と不安に感じたりする

うちの場合は、娘の不登校により既に仕事を大幅に少なくしていたため、そもそも私が時間を作るハードルは低くなっていました。

別のご家庭の場合になりますが、仕事がどうしても辞められない場合、お父さんお母さんは仕事をそのまま続けて、祖父母に頼るパターンもあるようです。懸念点としては、祖父母というと世代的には学校に行く事が当たり前と思っている場合が多いことでしょうか。引っ張ってでも連れて行くものだと思っている祖父母らに、「ホームスクール」という新しい選択肢を理解してもらうことが新たにハードルとなってきます。

フリースクールじゃだめなの?

フリースクールはまだまだ少ないとはいえ、一昔前よりもたくさんの選択が可能になってきました。ホームスクールよりは外部のNPO化されたフリースクールの方が出席扱いとなる事例は多いようです。きちんと教育を研究し、信念に基づいて運営されているところも多いので、親が自ら子供を教育するよりは不安は和らぐかもしれません。運営者には元教師や教員免許を持っている人も多く、まるで「少人数制の学校」のような良質な教育を受けられる可能性もあるのではないでしょうか。

なぜ我が家はフリースクールを選ばなかったか

実は、不登校になってすぐに学習支援NPOに通い始めた娘だったのですが、そこが週2回までという制限があったため、毎日通えるフリースクールを探し続けていました。しかし、以下の理由から、今はもうフリースクールを探していません。

  • やっぱり学費が高い(高額だと月に10万円など)
  • 価格が2〜3万などの良心的で教育内容も良さそうなところを見つけても、遠方だと諦めざるを得ない
  • 児童の中で「お世話役」になってしまう。といざ学校に戻ろうとすると「辞めると困る」と引き止められるらしい(発達障害などの兆候が見られない子の場合)

「○○君・○○ちゃんがいなくなると他の子供たちが困る」とスタッフに引き止められることもある…正直、この話を聞いた時は、私自身はまだ子供を学校に戻すことを最終ゴールとしていたので、ぞっとしました💦 今冷静になって考えるともちろん、フリースクールのスタッフの方も、学費収入が減るという打算的な観点で言っている訳ではないとは思います。せっかくフリースクールで「居場所」と「役割」を見つけたのに、また学校に通うことで一からやり直しとなる場合もあるという見方もあると思います。

実はうちの娘、学校に通っていた小1〜小2前半は、優等生タイプでした。誰よりも早く学校へ行き、宿題は忘れたことがなく、「miyoさんはとても頼りになります」と言われていました。実は保育園の年中・年長の頃から既にそのような評価を受けていました。

娘はHSCと呼ばれる「繊細な子供、人一倍敏感な子供」という性質を持っているようなのですが、HSCの子は優等生で面倒見が良く、他の子のお世話がかりになることが多いのだそうです。

HSCについても記事を書いていますので参考になれば幸いです。

フリースクールでもそのようになってしまい本人が疲れてしまうと、「フリースクールへの登校拒否」が起こりかねないような気もします。

そしてうちの子の場合はフリースクールの見学すら行きたがらなかったので、そもそも選択肢としてはとても厳しいものがありました。

「学校に戻る可能性」はどちらが高い?

こればかりはケースバイケースなのでなんとも言えませんが、「明日からでも行きたい、なんなら朝起きたら今日からでも行きたい」となった場合は、臨機応変に対応できるのはやはりホームスクールではないかと思います。フリースクールの場合は「今日は学校に行きます」などの連絡は必要ですが、ホームスクールは自分たちの事なのでまったく問題がありません。

引き止められることがなければフリースクールも月単位での退会の対応をしてくれそうですが、学校に行き始めても「やっぱり行かない」となるパターンを考えるとすぐに切り替えるのは現実的ではなさそうです。

ただし、学校に戻すことを視野に入れたフリースクールはその点は手厚いかも知れません。登校刺激をして欲しいけれど親御さんが直接行うのはタイミングが分からないという場合もあります。そのあたりは第三者に相談しながらやった方が上手く行くかも知れません。いずれにせよケースバイケースかと思います。

「ホームスクーリングのメリット・デメリット」のまとめ

私は教育のプロではないし「学校の勉強は教えられない」と思っていました。

しかし実際にホームスクールを始めて思ったのは「親である自分も勉強したいこと」なら教えられるという発見がありました。

今は「10歳から知っておきたいお金の心得」という本を夜に読み聞かせています。親である私自身も「お金について知らないから」というのが動機でしたが、娘もかなり興味津々に聞いてくれます。

10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]楽天で購入

教科書を読むのは学校のことを思い出すらしく、拒否反応を起こしてしまうため、この本を音読教材としても使用することにしました。この本はお金の話が小学生にもわかるような優しい口調で書かれていて、「円とドルの価値が毎日変動するのも、需要と供給が関係しているよ」というような文章なんですが、こういった文章をスラスラ読んでいる姿を見ると「学校に行っていなくても全然なんとかなる」という気持ちが湧いてきて、親としても安心します。

「学校にもきちんと行って家でも英語やお金の勉強をするのがベストなんじゃないの?」

そんな風に思う方もいるかも知れません。

しかし、不登校になりたての、一日中布団から出られない娘の相手を何日もしていた事を考えると、「学校にも行って、親のやらせたい学習もやらせる」というのはとんでもなくハードルの高いものです。もう無理はさせられない、無理をさせる気力もない・・・というのが今の私の気持ちです。

うちはたまたまHSCという性質が強く出てしまい不登校になったことがきっかけですが、ホームスクーリングという緩くて自由で子供(と親)の興味を尊重できる教育方法が認められている事はとても幸運だったと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました