じんましんは原因が分からない!? 医者に逆切れする前に「じんましん」を知っておこう

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子供にじんましんができて、原因を知りたくて小児科に行ったのに、「原因は分かりません」と言われたら…。
なかなか納得できませんよね。

ところが、本当にじんましんの原因を特定するのは難しいようです。
お医者さんに食い下がったとしても、嫌な顔をされて、こちらも嫌な思いをするだけかも知れませんよ。

だいたい、子供が不調なときは、親は「いつ治るの?」「どうしたら治るの?」「どうしたら再発しないの?」という思いが、少々興奮気味な状態でごちゃごちゃになっちゃっていることが多いと思うんです。
私はそうですね、「食べさせたものがいけなかったのか?」とかいろいろ考えちゃいます。

そのごちゃごちゃした頭に「原因が分かりません」と言われると、とっさに、「分からない=治らないのでは?」という不安が産まれてしまうんですね。

なので、子供が元気でなんでもない時から、「じんましんって、原因が分からないことが多いらしい」と頭に入れておくといいかも知れません。
単なる豆知識として、「じんましんの原因は分からないことが多く、原因を特定する事にさほど意味はない」と把握しておきましょう。

そうでないと、何の予備知識もなく、突然子供がじんましんに襲われ、その得体のしれないじんましんに対して明確な答えを得られないと「なんでわからないんですか?」とキレてしまうこともあるかも知れません。
後で自己嫌悪に陥ることになりますから、モンスターペアレンツにならないように気を付けましょう。

さて、原因は特定できなかったとしても、親だったら「心あたりがある」ということが原因かも。
お医者さんは断定を嫌いますから、あいまいな対応に納得がいかなくても、ずっと一緒にいた場合は心当たりを探してみましょう。

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◎食物アレルギーでは?

じんましんで一番最初に心配するのは「何か食べたものが原因では?」ということです。
しかし、実は「じんましん全体の中で原因が食べ物である可能性はごく一部」なんです。

そもそも、アレルギーによるじんましんは、じんましん全体の数パーセント。
その数パーセントの内訳も、食べ物の他に、薬、植物を触った、虫に刺されたなど様々。
「じんましん=食物アレルギー」という特定が「ごく一部」というのはお分かりになるかと思います。

(※重篤な食物アレルギーの場合、じんましんの他に呼吸困難や意識障害など、明らかに救急車が必要な状態となります。
  声をかけても反応しない、呼吸が苦しそうという場合は急いで救急車です!)

◎じゃあ、何が原因なの?

それでは、アレルギーじゃなかったら一体なんなの?と思いますよね。

アレルギーではない「非アレルギー性じんましん」、こちらはさらに「刺激誘発型」と「突発性じんましん」に分けられます。

「刺激誘発型」は、「物理的刺激=ひっかく、寒暖差によるもの、日光など」「汗の分泌物が原因」それから「アレルギーではないがアレルギーっぽいもの=仮性アレルゲン」というものがあります。仮性アレルゲンとは、よくあるのが「ヤマイモをすったらめちゃめちゃ手がかゆくなった」という誰でもありうるアレです。

(ヤマイモがかゆいから、私はヤマイモアレルギーです、とはならないんですね。だから仮性なんですね)

さてこの「刺激誘発型」は、「非アレルギー性じんましん」のうち、約20%とのこと。

つまり、残りの80%が「突発性じんましん」ということになりますが、この「突発性じんましん」=「原因の分からないじんましん」ということになります。

◎原因不明のじんましん、なぜ原因を特定しないの?

仮に、原因を特定しようとすると、

1.血液検査で特異的IgE抗体を調べる
2.皮膚に原因かもしれないものを塗って調べる
3.原因かもしれない食べ物を食べて症状が出るか調べる

1の「血液検査」では、数値が高く出たもの=その食物が原因とはなりません。あくまで参考で、本当にその食べ物で症状が出ているか確認して、症状で特定します。
数値が高くても症状が出なければアレルギーとは断定することができないんですね。

なので、「子供にじんましんが出たけど、どの食べ物で出たのかよく分からない」という場合、血液検査をして、食べ物を試して…としても結局その後じんましんは出ず、「分からなかったね」となる場合が多いようです。そうなることがもう見えてるから、お医者さんは、最初から検査も進めないし「原因は分からない」とおっしゃるんですね。

実際、じんましんで病院にかかった人の70%が、1週間以内に治り、90%以内の人が1か月以内に治っていくそうです。
そして、1か月以上つづくじんましんを「慢性じんましん」とし、「突発性じんましん」と区別していくことになります。

◎保護者が気を付けることは?

薬やかゆみ止めを処方されるので、指示通りに使いましょう。

疲れ・免疫力の低下によって症状が出ると考えられているので、「規則正しい生活」「十分な休養・睡眠」「添加物の少ない食事」が有効と考えられています。
普段から気を付けなければならないことばかりですね…。
辛いときは保冷剤で冷やすと楽になります。

汗の分泌物で悪化することもありますから、運動やお風呂も控えましょう。

連休で家族旅行に行ったときなどは、子供が疲れやすいうえに、外食で食事が偏ったりしがちです。
出先ですと病院を探すのも大変なので、無理のないスケジュールで観光地を回りましょうね!