子供に抗生剤を出されたら? 保護者が気をつけるべき2つのパターン

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【説明なく抗生剤が出されたときは、病院を変える良い機会かも知れません】

抗生剤について、あなたはこんな見解を耳にしたことはありませんか?

「やたらと抗生剤を出す医者は良くない医者」

しかし、一方でまったく逆のような言葉を言われたりもします。

抗生剤は「きちんと飲み切らないと」意味がない。

結局、この「異なる2パターン」。
「どっちが正しいの?」という話ではなく、「どちらも正しい」んですね。
だから、すごく厄介です。

日本では抗生剤を気軽に出すパターンが蔓延している

私が抗生剤について疑問に思ったきっかけは、ある耳鼻科で子供を診てもらったときのことです。

私が行っていた耳鼻科は、人がたくさん来る病院。
待ち時間は長いのですが、やっぱり安心できます。
しかも、頑張って朝一で行けば5番目くらいに入れるので、病院に行ってから保育園の登園にも間に合うというのがとても魅力的。

しかし、生後3か月の次女をその耳鼻科に連れて行ったときのことです。
診察の際、抗生剤を含んだたくさんの薬を処方され、あまり薬に対する説明もなかったことで、ちょっと不安になりました。
まだミルクしか飲んでいない赤ちゃんに抗生剤ってどうなんだろう?と思う気持ちが湧いてきました。

普通だと、病院では処方箋を出してもらって、その後に調剤薬局に行き、そこで改めて薬の説明を受けることが出来ます。
しかし、私が通っていた耳鼻科では、病院で薬も受け取れるようになっていました。

私は働いていて平日は時間がないので、わざわざ薬局に行かず、病院で薬をもらえるシステムはありがたかったです。
しかし、説明をきちんと受けたい場合はやはり不向きですね。
もちろん、病院で薬をもらえて、なおかつ薬の説明もしっかり受けられるのがベストですが、混んでいる病院ですし、いつしか説明は省かれていってしまったのかも知れません。

抗生剤は「細菌」には効きますが、「ウイルス」には効かないということをご存知でしたか?
しかも、風邪の8割9割は「ウイルス」感染によるもので、残りの1割2割が「細菌」によるものなんだそうです。
それなのに、風邪で病院に行ったら大体「抗生剤」が出る…。

だとしたら、通院している病院の方針に疑問を持たないといけないかも知れません。

残念なことに、日本はほかの国に比べて抗生剤をやたらめったら出す傾向にあるとのこと。

【そもそも「抗生剤」って何が危険なの?】
抗生剤をたくさん使った結果、将来的な話になりますが、抗生剤の効かない細菌である「耐性菌(たいせいきん)」が増えることが懸念されています。
耐性菌は抗生剤が効かないので、将来、耐性菌による発病には、効く薬は処方されず、オロオロするしかないという結果に…。
「抗生剤を乱用し続けると、将来、耐性菌により命を落とすことになるかも」という怖い指摘もあります。

じゃあ私たち保護者が出来ることってなんでしょうか?
こうなったら「やたらめったら抗生剤を出すお医者さんの所には行かないようにして、そういうダメな方針を淘汰する」ということでしょうか。
気が遠くなる作戦かもしれませんが、私は前述の耳鼻科には、よっぽどの理由がない限り、行かないことにしました。

「ここぞという1割2割の場合にのみ、抗生剤が処方される日本」になることを望みます。
それには、「とりあえず抗生剤ください」という患者にならない。患者側の努力も必要ではないかと思います。

抗生剤が本当に必要な場合、飲み切らないと意味がない

溶連菌がたまに保育園で流行ったりしますが、溶連菌によるのどの炎症なんかは、これは「細菌感染」なので抗生剤をのむということになります。

なので、溶連菌なのに「やたらめったら抗生剤を出しやがって!」と言ってしまっては、これはモンスターペアレンツの仲間入りということになってしまいます。

さらに、きちんと薬について説明してくれるお医者さんは、「この薬は飲み切ってください」と言ってくれるかと思います。

症状がなくなったと思っても、飲み切らないといけない…。
それにはきちんと理由があります。
本当に抗生剤が必要となったら、症状がなくなってもまだ体に残っているかも知れない菌を安心できるまでやっつける必要があります。
途中で抗生剤をやめてしまうと、まだ巻き返しを狙っている体の中の菌が、抗生剤に強くなった状態で復活してしまうからです。
そうなると、別のタイプの抗生剤を使わなくては勝てなくなってしまう。
ついには、どの抗生剤も効かなくなり、最悪の場合は命を落とすことになってしまう…というしくみ。

まとめると、

1.本来、抗生剤はやたらと飲む薬ではない

2.ただし、信頼しているお医者さんに抗生剤を処方されたのであれば、飲み切るようにする

という、まったく逆のように見える二つのパターンがあるということを覚えておくといいですね。