くだらない事で笑って騒げる「保育士」の特権

保育園で働く「保父さん」を特集している番組を、ずいぶん前に見たときの話。

まだ20代で若い保父さん。既に結婚していて子供もいるみたいだが、夫婦そろって保育園勤務なのだそうだ。
(職場結婚だったかどうかは忘れました・・・)

特集で問題視されていたのが、「保母さん・保父さんの収入の低さ」。
保母さんは「お母さんの仕事(無償)を代わりにやっていると思われているから、高い報酬を払う習慣がない」のだそうだ。
保母さんが女性の仕事であるうちは、それでも良かったらしい。

問題は、男性保育士が保育士として仕事を続けていこうと思った場合、この収入の低さでは経済的に豊かになることが難しく、結婚と同時に泣く泣く転職するという男性保育士がかなり存在するということだ。

今の40代前後の男性保育士は、まず「保育士を目指す」という時点で家族や周りからかなり反対されたらしい。
通常の就職に比べて、収入も低く、社会的地位も低いと見られる傾向があったのだろう。
結婚相手の両親から責められて、辞めざるを得ない状況に追い込まれるケースもある。

しかし、前述の夫婦そろって保育士をしている20代の男性は、収入の低さなんてまったく気にしていない様子。
口にはしていなかったけど、なぜ好きな仕事を辞めてまで、収入が高い仕事を探そうと思うのか、『本当に分からない』といった様子だった。

「だって、飛行機が飛んでるとか、猫が来たとか、そういうことで笑ったり大騒ぎできる『職場』ってありますか? 絶対辞めません」と満面の笑みで語っていた。

ふとあたしは、「確かに、職場でそんなにも一瞬一瞬が幸せなんであれば、それを捨ててまでお金を求めてどうするんだ?」と思った。

「とにかく子供が好き! 保育園での勤務はまったく苦痛ではない」という人なら、こんなに良い職場はない。

保育士は人手不足だから、長期的に働いてもらえるよう配慮しているところは多い。
正規職員を募集しているところもすぐに探せる。
正規職員であれば、収入が低くても最低限の社会保険と厚生年金といった社会保障は受けられる。
となると、すぐクビにする年収の高い外資系バリバリ勤務よりも、案外トータル的にはプラスだったりして。

あたしは、子供を生んで、二人目も妊娠中だけど・・・いや~子供と四六時中向き合えるほど子供好きではないな・・・。
確かに、生む前よりは確実に「苦手ではなくなった」けど、まだやっぱり生意気な子はイヤだし。
子供がいるのにコレだから、あたしは絶対保育士になっちゃいけない人間だと思う。

子供に対する愛情があふれた保育士は、自然に子供に対する命の責任も生まれてくると思う。
やっぱり命を預かる仕事だから、誰でも出来る仕事ではないし、ましてや低収入でお願いする仕事でもない。

ただ、あんまり急に保育士の地位と収入が上がって、お金目当ての人が従事するようになっても非常に困るけど・・・。

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