巷を騒がせている、「ベネッセの個人情報流出」事件。
さすがに700万件とも2000万件とも言われているだけあって、
我が家にも影響があった。
まずは、海外移転しているあたしの姉の子供向けに、
営業電話がかかってきた。
もう会社名は忘れたが、営業トークに少し特徴があって、
「お祝い事にしか使えない名簿情報を元に、
お電話さしあげています」というトークから始まり、
要は七五三の写真か着物か何かの売り込みだった。
まず、「なんだその、お祝い事にしか使えない名簿」って。と思った。
お祝い事なら使っていいといって納得すると思われているあたり、
世間の主婦という人種は、名簿業者から情報を仕入れるような企業からは、
相当なめられているようである。
それにしても、誰だ?そんなアホな言い訳のようなトークを考えたのは。
それを言われたまま発信しているテレアポのお姉さんにも腹が立つ。
でも、バカな役員とかが考えているんだろうなぁ、
そもそもテレアポとかがまだはびこっているのが嫌。
あまり効率の良い営業方法とは思えないし、
それでも利益が出るということは、どれだけの利益率(というかぼったくり?)で
商売やってるんだ、と思うと、ますますその商品は魅力が下がって感じられる。
あたしは自分の情報じゃなくて姉のところの子供の情報が流れているだけと思って、
恐怖よりも第三者的に面白がって、
「はぁ、何ですか。そちらの名簿は、子供の病気とか死亡については把握されてないんですよね?
もう二度と電話しないでもらえますか」と意味深な断り方をしたら、
テレアポのお姉さんは慌てて平謝りしてきて、すぐに電話を切ってくれた。
電話を切った後、あたしは「ちょっと意地悪しすぎたかなぁ。
あと自分の子供じゃないからって病気や死亡なんて、縁起でもないこと言ったなぁ」と反省。
実はこの断り文句、実際にあたしの父親が病死してほどなく、
年金の運用がどうの、といって電話をかけてきた金融関連会社に
よっぽど言ってやろうかと思ってやめておいた断り方で、
要は今回のテレアポのお姉さんはとんだとばっちりである。
それにしても、テレアポのお姉さんにしても、
自分が仕事で使っている名簿が、もしかしたら犯罪によって手に入れられたかもしれない、
と思って、追求するくらいの気概があってもいいんじゃないか?と思ってみたりする。
まあ、あたしも高校卒業してすぐ、テレアポのバイトやってたなぁ、
そんな生意気言えないし、学費のためにバイトは必須だったもんなぁ、
と思い返してみたり・・・。
自分の子供には、バイトの内容くらいは選べるように、してあげたいな、
と、収入に対する意識を改めて固めてみたりする・・・。